「男性はアイドルに対し欲望に走り、女性はデトックスとして愛でる」ドラマ『婚外恋愛に似たもの』栗山千明インタビュー

6月22日(金)より、映像配信サービス「dTV」にて配信される、ドラマ『婚外恋愛に似たもの』。本作は「スノーホワイツ」という男性アイドルユニットに熱狂する5人の35歳女性を描いたドラマ。

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シネマズby松竹では、TV局勤めの旦那とのセックスレスに悩むセレブ妻、そして「スノーホワイツ」みらきゅん(こと、神田みらい/演・岩岡徹)推しの桜井美佐代を演じる栗山千明さんにインタビュー!

(C)エイベックス通信放送

──ドラマ『婚外恋愛に似たもの』では、男性アイドルにハマるタイプの異なる35歳の女性たちを鮮やかに描いていて共感しました。

栗山千明(以下、栗山):純粋に面白い作品ですよね。登場人物それぞれに、リアルな悩みを抱えているからこそ、共感できる部分が多い作品だと思いました。

私が演じた美佐代は、旦那とのセックスレスに悩んでいて、平井理央さん演じる雅は結婚のこと、江口のりこさん演じる益子さんは反抗期の息子とのことで頭を悩ませていたんです。

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現実では答えになかなかたどり着かないなかで、彼女たちは、男性アイドルグループに心の拠りどころを見つけて救われていきますが、この拠りどころが男性アイドルグループではないにしても、好きなものに支えられることってすごく多いと思うんですよ。

──栗山さんも、好きなものに支えられることはありますか?

栗山:私はアニメやマンガが好きなので、その気持ちはよくわかります。でも、彼女たちのように没頭したことはないので、こんなにも思いを募らせる対象があるということに、うらやましささえ感じました。

劇中のアイドルグループ「スノーホワイツ」のラジオの公開録音のシーンを撮影したんですが、アイドル役の方たちの本当のファンにエキストラとして参加していただいていたんです。その時のみなさんの声援があまりにも熱くて、“こんなにも声が出るんだ!”とすごく勉強になりました。

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──栗山さんが大好きな人とお会いしたときは、どんな反応になるのでしょうか。

栗山:私は椎名林檎さんの大ファンなんですが、実際にお会いしたときにあまりにも恐縮してしまって声も出せなかったんです(苦笑)。

──オタクには、気持ちが声になってあふれるタイプと、かみしめるタイプがいますからね(笑)。

栗山:あはは。だとしたら私は後者のようです(笑)。

──今作では、夫婦のリアルな問題も描かれています。

栗山:美佐代の旦那も、女性アイドルにハマっているので、似た者同士なのかもしれないですよね。ただ、劇中では、男性はアイドルに対し欲望に走り、女性はデトックスとして愛でるといわれているんです。その違いがあるだけで、結局は共通点があるからこそ、夫婦になったのかなと思いました。

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──さらに、作中では“BL(ボーイズラブ)”がキーワードになっていますよね。

栗山:はい。私は『新世紀エヴァンゲリオン』世代なので、“碇シンジ”と“渚カヲル”の同人誌などがたくさんあることを知っていたんです。なので、今になってこういった“BL”が一般層に受け入れられてきただけなのかなとも思うんですよ。ただ、それが恥ずかしいものではなく、一般化していることに対して、世の中の受け入れが広くなったなと感じています。

私自身も、アニメやコスプレなどが好きだと話すと、以前は珍しがられていたのですが、今では、それはごく普通のことですよね。でも、私自身が人とかぶることがあまり好きではないので、また違う好きなことを探そうかなと思っています(笑)。

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──5人それぞれの女性がコンプレックスにフューチャーしているところも印象的でした。栗山さんのコンプレックスの乗り越え方を教えてください。

栗山 「しょうがない」と思うしかないですよね。実は私も、中学生くらいまで、兄に憧れていて「なんで私は男の子じゃないんだろう」って思っていたんです。女の子として見られること自体が嫌だったので、ファッションもつねにボーイッシュなものを選んでいました。でも、高校生の頃に「女として生まれたなら、もう諦めて楽しもう」と思ってからは、いろんな服を着て楽しむようになりました。

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──受け入れたら、見える景色も変わってきますよね。

栗山 そう思います。コンプレックスって、年齢や、いろんな経験を経て受け入れられるようになっていると思うんです。発想の転換によって、コンプレックスに縛られるだけでなく、新しい扉を開ける一歩になるのかもしれないと考えると、そう悪いものではないのかもしれないですね。

──では最後に、本作の見どころを教えてください。

栗山 5人がバラバラな性格や生活環境だからこそ、誰かに共感するところがあると思うんです。ぜひ登場人物に自己投影していただき、5人の本音トークに笑い、ストレス発散してもらえたらうれしいですね。

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ドラマ『婚外恋愛に似たもの』は6月22日(金)より、「dTV」にて配信スタート。

(写真:HITOMI KAMATA、スタリスト:ume、ヘアメイク:奥原清一(suzuki office)、文:吉田可奈)

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    ライタープロフィール

    吉田可奈

    吉田可奈

    80年生まれ、フリーライター。西野カナなどのオフィシャルライターを務める他、さまざまな雑誌で執筆。23歳で結婚し娘と息子を授かるも、29歳で離婚。座右の銘は“死ぬこと以外、かすり傷”。著書に、『シングルマザー、家を買う』がある。

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