「ナイスガイズ!」は、伝説の「サタデー・ナイト・ライブ」ネタが炸裂する爆笑作!

ナイスガイズ! ポスター

(C)2016 NICE GUYS, LLC

いよいよ、2月18日より全国公開される、バディ物アクション&コメディ映画「ナイスガイズ!」!昨年の「したまちコメディ映画祭」でもプレミア上映されて話題となった本作を、今回はひと足お先に鑑賞させて頂いた。

主演に、アカデミー賞最有力候補作品「ラ・ラ・ランド」が控えているライアン・ゴズリングを迎え、アクションと笑いが同時に楽しめる娯楽作品として、映画ファンの間でも期待値が高い本作。果たしてその出来はどうだったのか?

予告編

ストーリー

シングルファーザーで酒浸りの私立探偵マーチ(R・ゴズリング)は、腕力で揉め事を解決する示談屋ヒーリー(R・クロウ)に強引に相棒にされ、失踪した少女の捜索を開始する。凸凹コンビに、13歳で車の運転までこなすキュートなマーチの娘・ホリーが加わり捜索を進めていくと、簡単なはずだった仕事は、1本の映画にまつわる連続不審死事件へと繋がり、やがて3人はアメリカ国家を揺るがす巨大な陰謀に巻き込まれていく—。
次々と襲い来る凄腕の殺し屋に標的とされ、3人は命がけで事件解決に奔走するのだが・・・。(公式サイトより)

70年代を舞台に炸裂するギャグの洪水!実はあの人気番組へのオマージュだった?

本作の基本ストーリーは、失踪したある少女の捜索をめぐるフィルムノワールなのだが、そこに体を張った破壊的なギャグが満載されることで、大爆笑必死のコメディ映画となっている。

実は本作の舞台が1977年のロサンゼルスということで、主演のライアン・ゴズリングのキャラクターや、登場するギャグの数々には、当時の人気コメディ番組「サタデーナイトライブ」(但し70年代に放送された物)からの影響が色濃く反映されている。

特に主演のライアン・ゴズリングが、度々派手に転んだり落ちたりするという描写!これは完全に70年代「サタデーナイトライブ」の中心人物だった、チェビー・チェイスが得意とする「転ぶ男」へのオマージュであり、ゴズリングがガラス戸を破って進入しようとする際に、左手をガラスで切って血が止まらなくなる!というシーンも、70年代の「サタデーナイトライブ」で放送された伝説のコントの再現となっているのだ。
(注:ダン・エイクロイド扮する女性料理研究家が、テレビの料理番組中に誤って自分の手首を切り、血がドクドク流れ出しているまま、料理を続ける!という伝説の悪趣味コントがそれ)

更に、映画を気をつけて良く見ていると、あるシーンで背景の看板に「コメディ・セントラル」の文字が見えるなど、70年代アメリカのコメディ番組のテイストを盛り込んで作られた本作。その多くは「セリフ」よりも、体を張ったドタバタ演技で見せる「視覚的ギャグ」なので、我々日本の観客が見ても、言葉の壁を越えて十分楽しめる内容になっているので、オススメです!

ナイスガイズ!

(C)2016 NICE GUYS, LLC

最後に

実は本作、その作品の面白さに加えて、製作スタッフ・出演キャストの豪華さも話題の一つとなっている。
まずは主演のライアン・ゴズリング。今月ついに公開される「ラ・ラ・ランド」への主演に加えて、なんとあの「ブレードランナー」の続編である、「ブレードランナー2049」への主演も決定!

続いて、娘ホリー役のアンガーリー・ライスは、今年の期待作「スパイダーマン・ホームカミング」に出演。殺し屋役で出演している、TVの「ホワイトカラー」でもお馴染みのマットボマーは、先頃公開された「マグニフィセント・セブン」にも出演。そして、事件の発端となる謎の女アメリア役のマーガレット・クアリーも、なんとハリウッド版「デスノート」でミサミサを演じるとか!

更には、本作の監督と制作者のコンビで、往年の人気映画「プレデター」のリブート作品も製作され、来年公開予定だそうだ。

このように、とにかく本作1本を押さえておけば、今後の話題映画の情報を先取り出来ることは確実!

黄金の70年代を舞台に、体を張ったギャグが満載の大娯楽作品となっている、この「ナイスガイズ」。普段海外のコメディ映画はちょっと苦手・・・、という方にこそ是非オススメしたい作品なので、久々に大笑いしたい方は是非劇場へ!

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(文:滝口アキラ)

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    ライタープロフィール

    滝口アキラ

    滝口アキラ

    滝口アキラ
    映画ライターにしてブルース・リー研究家。主な著書に、「ブルースリー超全集」「俺たちのジャッキーチェン」「俺たちの007」などがある。映画のコミカライズや、日本オリジナル映画主題歌などの、「失われた映画カルチャー」にも造詣が深く、TBSラジオ「ウイークエンドシャッフル」へのゲスト出演、今関あきよし監督作品への声優出演、更には「実際に映画に出演する映画ライター」として、現在「毎月1本必ず映画に出る」をノルマに活動中。その抜群の企画力と、交友関係の広さには定評がある。

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