セフレを提案する『抱きたいカンケイ』

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今や人気女優であり名女優でもあるナタリー・ポートマン。

映画『レオン』で映画デビューし、『スター・ウォーズファントムメナス』から始まる新三部作のヒロイン、そして『ブラック・スワン』でアカデミー賞主演女優賞受賞。『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』でもアカデミー賞にノミネートされました。

基本的に清純派路線として売ってきたように思えるのですが、『抱きたいカンケイ』では、恋愛ができない体質で、相手ともセックスだけのカンケイを望む役を演じています。

あらすじ

週80時間も働いている医師のエマ(ナタリー・ポートマン)。ある日、その場の勢いで男友達のアダム(アシュトン・カッチャー)と一線を越えてしまいます。その気になったアダムに対してエマは抱きたいときにだけ呼び出すようにするのですが……。

セックスシーン多めなのにナタリーだからか全然イヤラしくない

序盤でお互いヤりたいときだけ連絡するという約束をするため、次々場所を変え、服を変え、シチュエーションを変えセックス、またそういうシーンが多いから、中盤のナタリーはほとんど下着姿。

でも、軽やかで爽やかなためか、はたまたナタリーの上品さゆえか。全然イヤラしさを感じません。相手のアシュトン・カッチャーも爽やかイケメンのため清々しい感じです。

抱きたいカンケイ (字幕版)

ナタリーから持ちかける提案

二人の関係で面白いと思うのは、普通なら男の方が「カラダ目当て」なことが多いと思うのですが、同作ではナタリーがこの関係を持ちかけているところ。

ちなみにセックス以外の提案は、あくまでカラダだけの関係にするため、「時間が空いてるときに呼ぶ」「見つめあったりしない」「嫉妬しない」「服を着たまま添い寝しない」などなど。

でも、アシュトンの方がナタリーを好きなため、最初はいいのですが、だんだん複雑になっていき……。またナタリーの方も段々気になり始め……。

カラダの関係っていう一線はあっさり越えられるのに、普通のデートや手を繋ぐなど、ありふれたことができないナタリーがとても可愛い。

なんで普通のことができないか、などは終盤に語られていきます。これは比較的ありふれたことなので、きっと男女限らず共感できるはずです。

ひそかにナタリー・ポートマン初のコメディ作品

それまでの作品では真面目な役が多かったナタリー。動作でも真面目なのは真面目なのですが、コミカルな演技も見せてくれます。

特に面白かったのは「嫉妬しない」とナタリーが自分でいっておいて、パーティーから女性二人と消えたアシュトンを追いかけ、女性二人を追い出してしまうところ。

またアシュトンの親に会うとき、ナタリーは迷うことなく「セックスフレンド」と言い切ってしまうところも、ハッキリしてて面白いです。

まとめ:器用なのか不器用なのか、面倒くさい系女子

序盤はとにかくナタリーが自分の出した提案・約束でのみ関係を続けていきます。でも自分の気持ちがハッキリと分かってからは、それらの約束を自ら破り行動し始めます。

その後の展開は映画を実際にご覧になってもらうこととして。ナタリーが理屈ではなく、感情で行動するところとか、いじらしくて可愛いです。

同作はセクシーな下着姿だけでなく、なかなか感情表現に素直になれない不器用なところや、まったく逆に仕事をすごく器用にこなすところなど、ナタリーの魅力が余すことなく楽しめます。

決してイヤラしい作品ではなく色んなことを考えられる映画。おすすめです。

(文:波江智)

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