『SHERLOCK シャーロック 忌まわしき花嫁』が見せた新たなる魅力、シリーズを見続けている人には嬉しいプレゼントも?

ベネディクト・カンバーバッチの名をスターダムに押し上げた「SHERLOCK シャーロック」。同作のスペシャル版としてイギリスやアメリカで放映されたものがが2月19日から期間限定で公開されます。

SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁

(C)2015 Hartswood Films Ltd. A Hartswood Films production for BBC Wales co-produced by Masterpiece. Distributed by BBC Worldwide Ltd.

一足先に見させていただいたので、ご紹介させていただきます。ネタバレはありません。

スペシャル版の舞台は19世紀のヴィクトリア朝時代

同シリーズは21世紀のロンドンが舞台ですが、今回は19世紀。衣装や小道具、建物のなども当時のものを再現しています。こっちの時代のファンも多いかもしれませんので、衣装的なファンサービスでしょうか。ほんとこれを望んでた人は多いんじゃないでしょうか?

主要キャラはドラマ版でお馴染みのキャストたちでした。体重増減でよく話題になるマイクロフトはあんな姿に……。いやもう笑うでしょうこれ。

お馴染みのベーカー街221Bの部屋も基本的に現代と一緒なのですが、ちょっとずつ違うところがあって面白いです。このあたりは違いをよく見比べてみるといろいろ発見できるでしょう。

時代が変わってもノリは同じ、事件は少しホラー

当然ながらシャーロックのやることは同じ。誰に対しても結構失礼な態度のシャーロック。誰に対しても紳士なジョン。何気にハドソン夫人の悩みや要望、本音が明らかになたり。

マイクロフトとシャーロックの掛け合いもいつも通り辛辣です。辛辣なのですが、皮肉の効いたブラックなブリティッシュジョークですね。本国ではおそらく笑うところでしょう。ブラックすぎて日本人には笑いにくいかも?

事件の方は死んだはずの花嫁が生き返って、次々と殺人事件を繰り返すという少しホラーテイスト。しかも花嫁のメイクというかデザインが結構怖くなってます。

ジョンの語りでは「これほど彼を精神的にも肉体的にも追い詰めた事件は少ない」らしいです。事件のトリックもさることながら、事件そのものにもとある仕掛けがありまして、これが最大のびっくりポイントとなっています。つまり、事件の謎と、全体の謎の二重構造になっているわけです。

事件は単独のものなので、シリーズを知らなくても見られますが、いろいろ繋がっているので、可能であれば全作9話を見ていかれてからの方が楽しめるでしょう。最低限シーズン2あたりからは押さえておくことをお勧めします。

そして、シリーズを見続けている人にはまるでプレゼントと言えるようなサプライズ展開も!完全にファンサービス?というような感じのものが入ってます。だからこその驚きがあるともいえます。

『SHERLOCK シャーロック 忌まわしき花嫁』は2月19日から全国公開です。

(文・波江智)

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