特撮向上委員会

SPECIAL

2020年08月02日

『仮面ライダーセイバー』へのワクワクを放送日まで育てたい!新ライダー制作発表会見を語る

『仮面ライダーセイバー』へのワクワクを放送日まで育てたい!新ライダー制作発表会見を語る

■オジンオズボーン・篠宮暁の“特撮”向上委員会

『仮面ライダーゼロワン』もいよいよクライマックスに突入し、ものすごいうねりを見せながら盛り上がってきてる中、先日、次作の新ライダー制作発表会見が行われました。



(C)2020 石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映



自分は発表当日、TTFCで会見の様子を見ながら、副音声で柴﨑監督と脚本の福田卓郎さんと喋るという、この上なくありがたい仕事をいただきまして、空回りしないようにテンションを慎重に抑えながら会場へ向かいました。

着いた時にはちょうどリハーサルの最中。

後ろのスクリーンには大きくタイトルロゴが。

『仮面ライダーセイバー』と。

かっこいい。

ロゴの配置が「ゼロワン」と同じ。

令和ライダーは右側じゃなくて、下にくるので統一されるのかな。

遠目に見えるキャストの方々はとても和やかで、第一印象は「ゼロワン」のキャストと比べて大人っぽくて落ち着いてるなといった感じでした。

そうこうしてるうちにおとずれた会見の時間。

柴﨑監督と福田さんとヘッドセットをつけ、高まる心拍数。

あらためて豪華な場にいることをかみしめながら。

柴﨑監督は言わずもがな、これまでにたくさんの良質な特撮作品をこれでもかと僕らに見せてくれてるわけですが、仮面ライダー作品のパイロット監督をされるのはなんと初。

スーパー戦隊で何作も担当されてらっしゃるから、もうとっくにライダーもと思ってしまってたんですが、満を持して担当されるということでかなり楽しみです。

そして福田卓郎さんは『仮面ライダーゴースト』以来のメインライター。

おかえりなさいませ。

福田節を楽しむために「ゴースト」をあらためて見直したいと思ってる方、もう1回見る前にスピンオフの『ゴースト RE:BIRTH 仮面ライダースペクター』を見て小説の「未来への記憶」を必ず読んでください。

「ゴースト」という作品への見方が1回目とはガラッと変わって、見えてなかったところが見えるようになります。

まさにゴースト。

誤解を恐れずにいうと2周目、3周目の方が僕はおもしろいです。

柴﨑監督もビリー・ザ・キッドの回を担当されてますので、漏れなくチェックしときましょう。

そんなお二人の「セイバー」に懸ける想いは、放送前で芯の部分は口に出来ずともひしひしと感じました。

会場ではセイバーのアクションシーンが。

今作のキーアイテムはなんと本。

ウォズが黙ってはいませんよ。

左右非対称のデザインは、僕のハートを鷲掴みするまでにまったく時間を要しませんでした。

さらに、ほんの数分ではありましたが例年以上の剣アクションになることを期待させてくれたアクションショー。

ステージから聞こえるナレーションは大塚明夫さん。というかチャンプ、というかダゴン。耳馴染みが良すぎる。

それからはキャストが登場し、インタビューパートへ。

リハの時に見た和やかな空気は何処へ。

画面越しに伝わる緊張感。

しかしこの初々しさが見られて満足。

一年後にたくましくなってる姿を見て、顔つき変わったよねと語るのもファンの楽しみ。

ん? 一人全然緊張してない人がいる。

それどころか仮面ライダー好きをアピールしてるぞ?

まぁ確かに嘘でも好きって言ってくれたらこっちは好意を持っちゃうからね。

ん? コンセレの話してる? 予約すぐ終わるって言ってる?

スタッフさん、こっち側の人間が舞台に紛れ込んでるよ。

え? ガチの出演者? まじで?

その人は、大秦寺哲雄役で出演される岡宏明さん。

そのどっしりとした肝の座り具合、タダモノじゃない感がかなり出てましたので、早くインタビューしてみたいと思いました。

そして、主題歌の担当アーティストも発表されました。



(C)2020 石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映



まさかの東京スカパラダイスオーケストラさん。

誰が歌うかは後日発表。

キャストよりも大所帯のスカパラさん。

柴﨑監督の話によればアクションパートのときに、客席から見えるギリギリまで身を乗り出して見ていたというスカパラさん。

エンディングも担当されて曲名は「仮面ライダーセイバー」。

この日はエンディングだけお披露目。

これオープニングでもいいじゃんというかっこよさ。

そして歌詞に番組タイトルが入ってるのが懐かしい。

『仮面ライダーアギト』以来か。

まだまだわからないところだらけの「セイバー」ですが、このワクワクを9月6日の放送日まで育てたいと思います。



(文:篠宮暁)

【オジンオズボーン・篠宮暁の“特撮”向上委員会】
第167回:どんな形でも入り口はたくさんあった方がいい!「週刊プレイボーイ」戦隊ヒロイン特集を語る
第166回:今でも特撮が好きな「原点はここにあったんだ」と回顧!吉川進さんのプロデュース作品を語る
第165回:“武田航平のカシラっぷりを語る!司会を担当した「TAMASHII Features 2020」のエピソードも

以前の記事はこちらから

【オジンオズボーン・篠宮暁の特撮辞典】も公開中!

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

RANKING

SPONSORD

PICK UP!