特撮向上委員会

SPECIAL

2018年10月07日

仮面ライダー大好き芸人が全力でオススメするムックを一挙紹介!

仮面ライダー大好き芸人が全力でオススメするムックを一挙紹介!

■オジンオズボーンオジンオズボーン・篠宮暁の“特撮”向上委員会

前回紹介した『仮面ライダー2000-2018全史』はもう目を通されましたでしょうか。

かなり濃厚な内容で感動したんですが、合わせて読んでほしい、読み返してほしい、僕のオススメを今から書きますんで、もしよければ参考にしていただいて『仮面ライダージオウ』をいろんな角度から一緒に楽しみましょう。




まずは5作前の『仮面ライダー鎧武』のときに発売された「語れ!平成仮面ライダー」 (ベストセラーズ)。

この本もそれまでの各平成ライダーを振り返っていたり、白倉伸一郎プロデューサー、井上敏樹さんがインタビューに答え、歴代の変身ベルトのおもちゃを紹介してるなど、今回のと類似点が多いんですが、さらに鈴村展弘監督と荒川稔久さんが『仮面ライダークウガ』の誕生を振り返る対談や塚田プロデューサーと桐山漣さんによる『仮面ライダーW(ダブル)」についての対談、『仮面ライダーアギト』で真魚ちゃん、『仮面ライダー電王』でナオミを演じた秋山莉奈さんと『仮面ライダー555(ファイズ)』で真理、『仮面ライダーキバ』で深央を演じた芳賀優里亜さんがヒロインを語る対談など、超充実の内容。

そのうえ、脚本家・小林靖子さんや武部直美プロデューサーのインタビューもありつつ、ライバルライダー特集、怪人特集、平成ライダー美女名鑑、平成ライダーの音楽史など企画も唸る内容のものばかりで、正直今回のものよりも激濃。

それでいて、お値段は1000円切るスーパープライスだったので、買わない理由などどこにも見当たらない神ムックでした。

「語れ!」と命令口調で言われても何の嫌味もございません。




「語れ!」ではなく、「語ろう」シリーズも2冊出てるんですが、こちらはムックではなくがっちり書籍でさらに濃い濃い。

あの特撮の聖書といっても過言ではない「特撮黙示録」を書かれた切通理作さんがガッチリ言葉を残されていたり、「鎧武」の脚本を担当される遥か前の虚淵玄さんが平成ライダーについて語っていたりします。




白倉プロデューサーもここに載ってるんですが、白倉プロデューサーの仮面ライダーや正義そのものへの考え方は「ユリイカ 平成仮面ライダー」を読むとかなり汲み取ることができます。

余談ですが、この本には宇野常寛さんの深い仮面ライダー愛も載っており、読んだ後は平成ライダー作品の楽しみ方の幅がかなり広がりました。




今回「ファイズ」の半田健人さんがインタビューに答えていますが、「ファイズ」をやってた当時のインタビューが読めるのが「仮面ライダー SUPER BOOK」です。

「ファイズ」放送中に発売された本なので、半田健人さんがまだ18歳の時だと思うんですが、若さを感じさせないしっかりとした受け答えをされてます。

また、初志貫徹してるなぁと驚かされる30代の白倉プロデューサーのインタビューが読めます。

言ってることは今とあまり変わってないことに、改めて読むとすごみを感じました。

そして巻末には漫画版の『仮面ライダー』1話と『仮面ライダーBLACK』最終話も載ってる豪華さ。




コンセレ(CSM)の特集に痺れた方は、通常の変身ベルトを扱った、「変身ベルト大全」も必見。

「ダブル」までの変身ベルト、ならびに武器のおもちゃをしっかりと取り上げています。

そして野中剛さんをはじめとする、歴代のバンダイボーイズトイ事業部の担当者のインタビューも載っていて、制作の苦労話や秘話を知ることができます。

以上、「ジオウ」の補足情報として読んでみてはいかがでしょうか。

(文:篠宮暁)

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