レジェンド級声優も10年越しの再集結!『炎神戦隊ゴーオンジャー 10 YEARS GRANDPRIX』が熱い

■オジンオズボーンオジンオズボーン・篠宮暁の“特撮”向上委員会

10年の長さは本当に人それぞれ。

20歳の10年前はまだまだ小さな子供。

高校1年生の10年前はだいたい5歳くらいで、物心ついてからほんの少ししか経ってない。

ちなみに僕の10年前は25歳。

結婚もして子供も2人生まれて環境はだいぶ変わりました。

なぜそんな話をしたかというと、このたび『炎神戦隊ゴーオンジャー』が10年ぶりに帰ってきました。

「子供のころに見てたんだよ!」という人もいるだろうし、リアルタイムでは見てなかったけど後追いで見てファンになった、という人もいると思うんですが、僕にとってこの10年がものすごく早く感じたせいか、10年ぶりという感じはあまりせず、最終回のその後という感じで自然と見れるかなと思ったんですが、やはり走輔をはじめとするゴーオンジャーの面々、そしてスピードルが出てきた時に顔が思いっきりニヤつき「あー、やっぱ懐かしい! そうそう、ゴーオンジャー節ってこれだよね」と、そこで10年間経っていたんだと実感しました。

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「10YEARS」シリーズは『忍風戦隊ハリケンジャー』、『特捜戦隊デカレンジャー』に続いて3作目。

キャストが俳優を引退していないというのが、この企画を実現する上での最低条件。

そこからさらに色々な調整をしなければ制作できないということで、10年経ってまた新作を見られるということは本当に奇跡に近いこと。

しかも「ゴーオンジャー」はバディとなる炎神が重要な作品。この炎神の声優さんもレジェンドに近い豪華な方々。

それをもクリアした今作品は冗談抜きで涙なしでは見れないわけです。

脚本は、本編でも数本書かれ、ゴーオンジャーの劇場版、いや劇場BANGも執筆された會川昇さん。

會川節が端々に光る。

1話目に出てきた子供をフリに使うなんて天才としか言いようがありません。

法律で戦隊活動禁止法が施行され、ゴーオンジャーがテロリストとして扱われてしまっている世界が舞台。

この戦隊活動禁止法というフレーズがとてつもなく好き。

一見するとすごい滑稽なものになってしまいそうなのに、そこはさすがのゴーオンジャー。コメディとシリアスのバランスが絶妙で、どこに引っかかることもなくスッと頭の中に入ってきます。

激走戦隊カーレンジャー』もそうですが、車のスーパー戦隊は特にそれが上手い。

ゴーオンジャーは僕らが住むヒューマンワールド、炎神達が住むマシンワールドなど11個の世界が同時に存在していますが、今回の敵・ノイーズンが鎖国バリア(このフレーズも好き)を張ってしまい、炎神達がヒューマンワールドに来れないというところが秀逸な設定。

わかっちゃいるんだけど、それを解決してヒューマンワールドに久々に現れた炎神を見て歓喜の声。

この10年間で進歩した技術によって表現された、エンジンオーG7のかっこよさはこの上なし。

個人的にシビれたポイントはバトルシーンで、本当の初期メンバーの3人とブラックとグリーン、ゴーオンウィングスとパート分けしてアクションを見せてくれたところ。

幼稚ナヤツラ

今回のキープレイヤーは今やすっかり大人の女性になり、女優として一回りも二回りも成長して活躍する逢沢りなさんが演じる、ゴーオンイエロー・楼山早輝。

作品冒頭から、10年前では見ることのなかった不穏な空気の早輝が登場し、伏線をいろいろ張ります。

しかし問題が解決した後半では昔ながらの早輝も見ることができ、逢沢りなさんが10年で培われた演技の幅を垣間見ることができます。

今年の頭にトークライブに来てくださった古原靖久さんが言っていた、「期待を超える出来」というのが嘘ではないということをしかと見せていただきました。

(文:篠宮暁)

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第69回:グリス役の武田航平に惚れた!素晴らしいラストを迎えた『仮面ライダービルド』を振り返る
第68回:仮面ライダー夏映画はチャレンジの連続!その歴史を振り返る

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