過去のヒーロー俳優が続々登場!『忍風戦隊ハリケンジャー』【篠宮暁の特撮辞典・第46回】

風とニンジャ
■オジンオズボーン・篠宮暁の特撮辞典

選ばれし者がなれる“レッド”の存在

スーパー戦隊ヒーローの顔、レッド。『動物戦隊ジュウオウジャー』で40作目を迎えたスーパー戦隊シリーズは、さまざまな方法で各作品にしか出せない特色を僕らに見せてくれました。

敵組織が交代したり、内部抗争があったり、スーパー戦隊ヒーローの色を変えてみたり、巨大ロボの合体の仕方を変えて見たり、変身方法に個性を出してみたり。

でも、絶対変わらないものは、レッドが作品の顔だということ。レッドは誰にでも務まるわけではありません。まさに選ばれし者しかレッドになれないのです。明確なことはわからないのですが適正みたいなものが確かにあるのです。

雷兄弟と砂時計

『忍風戦隊ハリケンジャー』のハリケンレッドこと、椎名鷹介を演じたのは塩谷瞬さん。一時期いろいろと騒がれてマイナスなイメージを持っている人もひょっとしたらいるかもしれません。

しかし、「ハリケンジャー」を見てもらえばわかると思います。レッドの素質を溢れ出るほど持っている俳優だということを。顔、体型、表情、声。そのバランスは40作品のレッドの中で、間違いなくトップクラスだと思います。

ダークヒーローの物語に感動

疾風と迅雷

忍者をモチーフにするのは、1994年の『忍者戦隊カクレンジャー』以来、8年ぶり2度目。「カクレンジャー」が上質な作品だったので、それを超えられるのかという心配の声もありましたが、いざ始まってみると質の高いものを見せつけられ、不安などは微塵もなくなりました。

ハリケンジャーは疾風流という流派の忍者なのですが、迅雷流のゴウライジャーという別の流派の忍者が、わりかし冒頭で出てきまして、中盤まで敵組織の一員としてハリケンジャーと対立します。

キラリと三味線

この流派による対立は当時斬新で、ダークヒーローからスタートしたゴウライジャーでしたが、あまりのカッコよさにいつ仲間に加わるのか、楽しみに毎週待っていました。そして18話でついに仲間になります。

ゴウライジャーの背負った悲しい運命と兄弟愛が入り混じったシリアスなストーリーは、多くのファンを感動させました。

過去ヒーローを演じた俳優が続々と…

オトリと忍の掟

「ハリケンジャー」には、6人目の戦士としてシュリケンジャーというヒーローが中盤から登場するのですが、このシュリケンジャー、実は正体不明でして、出てくるたびに違う人間の姿に化けてくるため、ハリケンジャーたちも惑わされます。

各話のシュリケンジャーが化ける人間を演じる人達が、「ハリケンジャー」の魅力。なんと過去ヒーローを演じた俳優さんが、ゲスト出演して最後にはシュリケンジャーに変身するというものです。

この人選がまさにかゆいところにしっかり手が届いているのです。ストーリーが面白いだけで充分なのに、そこまでサービスしてくれるなんてと本当に感動しました。ここでも、やはり『宇宙刑事ギャバン』の大葉健二さんが出られていて、その回にシビれた人も多いはず。

興奮の連続に思わず声をハリアゲンジャーすること間違いなし。

「ハリケンジャー」放送終了から10年後、ハリケンイエローの山本康平さんの熱い気持ちのおかげで、続編が1本作られました。そんなことが今までになかったのでビックリしましたが、これが好評好評大好評。

トンネルと兄妹

ニヤリとさせられるシーンがたくさんあったり、往年のファンのために素顔のアクションが多めだったりと相当楽しませてくれます。

(文:オジンオズボーン・篠宮暁)

※この記事は、WEBサイト「WB」にて以前連載していたものを、再編集したものです

以前の記事はこちらから

【オジンオズボーン・篠宮暁の“特撮”向上委員会】も連載中!

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