『モアナと伝説の海』がV3!話題は『ラ・ラ・ランド』一色!今週の全米興収ランキング速報![12/9〜12/11]

全米興収ランキング(12/9〜12/11)

1位(→)『モアナと伝説の海』
2位(New)『Office Christmas Party』
3位(↓)『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』
4位(↓)『メッセージ』
5位(→)『ドクター・ストレンジ』
6位(→)『マリアンヌ』
7位(↑)『Nocturnal Animals』
8位(↑)『Manchester by the Sea』
9位(↓)『Trolls』
10位(↓)『Hacksaw Ridge』
(速報値/Box Office Mojo参照)

 今週2位に初登場を果たした『Office Christmas Party』は、07年の春シーズンにサプライズヒットを記録した『俺たちフィギュアスケーター』のウィル・スペック&ジョシュ・ゴードンの監督コンビの6年ぶりの最新作。前作『アラフォー女子のベイビー・プラン』に続いてジェニファー・アニストンとジェイソン・ベイトマンを迎えた本作は、金曜日デイリーでは堂々1位を記録するが、やはり土日にファミリー層を奪われ伸びを欠いた模様。

 そんな中、3週連続でディズニー・アニメーションの『モアナと伝説の海』が1位を獲得。着々と発表が始まっている各批評家協会賞では、まだ目立った成果を挙げられていないが、現在まもなく1億5000万ドルに到達する国内興収は、オスカーノミネート獲得への重要な材料のひとつ。『塔の上のラプンツェル』を超えて2億ドルの大台を狙えるのではないだろうか。

モアナと伝説の海

(C)2016 Disney. All Rights Reserved.

 しかし何と言っても今週は、『ラ・ラ・ランド』一色の全米興収成績であろう。5館での限定公開ながら15位に食い込む同作は、1館あたり17万ドルというとんでもない好成績を記録した。これは歴代のオープニングアベレージではベストテン、実写作品では3位に入る記録的な数字である。

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© 2016 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.

 20万ドルのアベレージを叩き出した『グランド・ブダペスト・ホテル』、15万ドル超のアベレージの『アメリカン・スナイパー』など、オスカーレースで大きなインパクトを残してきた作品とも引けを取らないこの目覚ましいスタートダッシュは、今年のオスカーの主役は渡さないという貫禄が滲み出ている。このまま拡大公開も成功させることができるか、ひとつの試金石が待ち構えているとはいえ、間もなく発表されるゴールデン・グローブ賞でかなり多くの部門に候補入りが噂されているだけに、先は安泰であろう。

 今週のベストテンではランクアップを果たした作品が目立つ。
 先週の16位から7位に入ったトム・フォードの『Nocturnal Animals』、そして11位からベストテン入りを果たしたケネス・ロナーガンの『Manchester by the Sea』の2作品だ。いずれもシアター数を増やしながら、安定した動員を維持。また、既報の通り賞レースでの活躍が囁かれている作品だからこそ、パワーを保ち続けているのだろう。

 しかし、この2本以上に、拡大公開を成功させた作品がある。
 11位に滑り込んだ『Miss Sloane』は先週、先々週の限定公開こそ平凡な成績に終わったが、今週の拡大公開でシアター数を1600館以上に増やし、ベストテン目前。ジェシカ・チャスティンとマーク・ストロング、ググ・バサ=ロー共演のスリラーである本作は、『恋に落ちたシェイクスピア』でアカデミー賞受賞経験のあるジョン・マッデンの久々の当たり作として高い評価を得ており、今後の伸びが楽しみである。

 さて、来週は言わずもがな。『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』がついに公開となる。撮り直しなどのトラブルが大きな話題になったが、完成した作品には好意的評価が飛び交うだけに、歴史的大ヒットを叩き出した昨年の『フォースの覚醒』の記録にどこまで迫れるか注目したい。

ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー

(C)2016 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.

(文:久保田和馬)

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