2006年、日本中を涙で包み込んだあの名作『タイヨウのうた』。
病を抱えながらも歌うことを諦めず、夜の世界で生きる少女と、そんな彼女に心を寄せた青年の物語は、観る者の胸を打ち、時代を越えて語り継がれるラブストーリーとなりました。
その名作の韓国版リメイク『タイヨウのウタ』が現在大ヒット上映中です。
新たなキャスト、新たな表現で生まれ変わったこの物語は、ただのリメイクではありません。
“2025年の私たち”が観るべき、優しく、切なく、そして力強い“愛の歌”なのです。
韓国版リメイク『タイヨウのウタ』

©︎2025 K-MOVIE STUDIO ALL RIGHTS RESERVED.
Based upon the original Japanese language motion picture entitled “TAIYO NO UTA”
(“MIDNIGHT SUN”), based upon an original story by Kenji Bando and Yoshiro Hosono.
—いま、月明かりのもとで生まれる新たな希望—
主演は、『パラサイト 半地下の家族』で強烈な印象を残したチョン・ジソ。
難病“XP(色素性乾皮症)”を患い、太陽の下では生きられない少女・ミソルを、繊細かつ誠実に演じきります。
彼女の前に現れるのが、フルーツキッチンカーで働く青年・ミンジュン。
演じるのは、俳優としても高く評価されるVIXXのチャ・ハギョン。
夢を持ち、真っ直ぐで温かい彼の存在が、ミソルの人生に「希望」という光をもたらしていく——。
ミソルが恐れながらも勇気を出して彼に近づく場面、
自分の“病気”ではなく“歌”を聴いてほしいと願う彼女の葛藤、
SNSでバズった後の予期せぬ注目にさらされる苦悩……。
現代ならではの社会描写と、恋と人生に不器用な若者たちのリアルな姿が、見る者の胸に深く突き刺さります。
そして何より、チョン・ジソの“声”に、心を持っていかれる。
ミソルが紡ぐメロディーは、まるで月光のように優しく、観客一人ひとりの孤独を静かに抱きしめてくれるのです。
©︎2025 K-MOVIE STUDIO ALL RIGHTS RESERVED.
Based upon the original Japanese language motion picture entitled “TAIYO NO UTA”
(“MIDNIGHT SUN”), based upon an original story by Kenji Bando and Yoshiro Hosono.
【タイヨウのウタ】
監督・脚本:チョ・ヨンジュン
音楽:イ・チャンヒョク
出演:チョン・ジソ(「パラサイト 半地下の家族」「ザ・グローリー 〜輝かしき復讐〜」)、チャ・ハギョン(「無人島のディーバ」)、チョン・ウンイン 、 チン・ギョン
製作:BY4M STUDIO 制作:K-MOVIE STUDIO 配給:ライツキューブ
(2025/韓国/109 分/カラー/シネスコ/5.1ch)
公式サイト:https://taiyo-uta.com/ 公式X:@rights_dist
©️ 2025 K-MOVIE STUDIO ALL RIGHTS RESERVED.
Based upon the original Japanese language motion picture entitled “TAIYO NO UTA” (“MIDNIGHT SUN”), based upon an original story by Kenji Bando and Yoshiro Hosono.
『タイヨウのうた』(2006/日本)

(C)「タイヨウのうた」フィルムパートナーズ
2006年、まだ“YUI”という名前が一般に浸透しきっていなかった頃、一人のシンガーソングライターが、映画というフィールドで奇跡のような輝きを放った。
それが映画『タイヨウのうた』だ。
YUIが演じる主人公・雨音薫は、色素性乾皮症(XP)という難病を抱え、太陽の光を浴びることができない少女。
昼夜逆転の生活の中、彼女は夜の駅前広場でギターを弾き、歌を届けていた。
その心の中にあるのは、「誰かと繋がりたい」という静かな願い。
彼女が密かに憧れを抱いていたのは、夜明けにサーフィンへと向かう青年・孝治(塚本高史)。
彼との出会いをきっかけに、薫の世界は少しずつ変わり始める。
音楽と恋。
命の終わりを知る少女が最後に掴んだのは、誰かと「生きている時間」を共有する喜びだった。
YUIの歌声、演技、そして“魂”が宿ったこの作品は、その年の日本映画界に新たな金字塔を打ち立て、今も語り継がれる“月光のラブストーリー”として愛されている。
(C)「タイヨウのうた」フィルムパートナーズ
「歌うこと=生きること」だった少女たちへ——
日本版『タイヨウのうた』が公開された2006年。
YUIが演じた雨音薫の歌「Good-bye days」は、当時の若者たちのバイブルのように胸に刺さった。
夜の静寂の中でひとり奏でるその姿は、どこか孤独で、でもあたたかかった。
そして韓国版『タイヨウのウタ』は、SNSの光と闇という現代的なテーマを加えながらも、「歌を通して誰かと繋がる」ことの大切さを、静かに、確かに描いている。
少女たちは“歌うこと”で、自分の居場所を見つけた。
観客である私たちは“観ること”で、彼女たちの物語に心を重ねる。
「タイヨウのうた(ウタ)」が伝え続けるもの
この物語の本質は、「限られた時間を、誰かと分かち合う」ことの尊さだ。
病、孤独、運命——それらは悲しい出来事かもしれない。だがその先に、人と人とが出会い、心が動き、世界が少しだけ変わっていく光がある。
「好き」という気持ちに正直になること。
誰かの夢を応援すること。
そして、たとえ短くても、その日々を“生きた”と胸を張れること。
『タイヨウのうた(ウタ)』は、時代を越え、国を越え、そして世代を越えて、今もそのメッセージを私たちに届けてくれる。
終わりに|あなたにとっての“光”とは?
今この瞬間、あなたが誰かを想いながら聴いている音楽。
誰かに言いたくて言えなかった気持ち。
過去に失った夢。未来に希望を持てずにいる不安。
そのすべてを、きっとこの映画は抱きとめてくれる。
どうか、「タイヨウのうた(ウタ)」を、もう一度。
そして、初めて観るなら、今こそがその時だ。
配信サービス一覧
『タイヨウのうた』(2006/日本)
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