映画コラム

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2016年07月21日

『ファインディング・ドリー』解説、あまりにも深すぎる「10」の盲点

『ファインディング・ドリー』解説、あまりにも深すぎる「10」の盲点


8. 『ひな鳥の冒険』が訴えていたこととは?


同時上映作品の『ひな鳥の冒険(原題:Piper)』は、“親から(エサを)もらってばかりでなく、子どもが自分でチャレンジする”物語が紡がれています。



これは『ファインディング・ドリー』の本編の物語ともリンクしていますね。大切な親を探す旅に出たドリーが、自分の力で道を切り開く物語なのですから。

9.アナウンス役、主題歌、挿入歌にも注目!


本編での海洋生物研究所のアナウンスは、それぞれの国の著名人が本人役で務めています。
本国では『エイリアン』のシガニー・ウィバーが、日本ではなんと八代亜紀さんが本人役(声のみ)で登場し、日本版エンディングソングも歌っているのです。

「アンフォゲッタブル」はジャズのスタンダードナンバーの中でもとくに有名な1曲。歌詞はドリーの“忘れられない大切な人がいる”想いといっしょのようですね。ちなみに、映画『ウォッチメン』でもこの曲が使われたことがあります。

個人的にうれしくて仕方がなかったのが、クライマックスで流れるあの挿入歌! ネタバレになるので曲名は伏せておきますが、シーンにめちゃくちゃマッチしているのです。

10.エンドロールの最後までちゃんと観て!


そして、本作で何よりも気をつけてほしいのは“エンドロールが終わるまでちゃんと座席に座っておくこと”! それがなぜかは……これも観てのお楽しみです。

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(文:ヒナタカ)

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