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2022年07月24日

<鎌倉殿の13人・鎌倉幕府成立編>11話~26話までの解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

<鎌倉殿の13人・鎌倉幕府成立編>11話~26話までの解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

第14話ストーリー&レビュー

第14話のストーリー

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嫡男・義高(市川染五郎)を鎌倉へと送った木曽義仲(青木崇高)は、平家の追討軍を撃退して上洛。敗れた平宗盛(小泉孝太郎)は、三種の神器とともに都を落ち延びる。義仲の活躍に焦る源頼朝(大泉洋)であったが、義仲と後白河法皇(西田敏行)との関係が悪化すると、弟・義経(菅田将暉)を大将とし派兵することを決断。しかし、利益のない戦に御家人たちが不満を募らせる。そんな中、義時(小栗旬)は……

第14話のレビュー


■義仲、理不尽な目に遭う

颯爽と登場し、頼朝(大泉洋)よりも上司にふさわしいのでは? と視聴者に思わせた木曽義仲(青木崇高)。
倶利伽羅峠に出陣、平家の軍を撃退する。その勢いのまま、京へと上り後白河法皇(西田敏行)と会う。
義仲は、義理人情に厚い真っすぐな男だが、作法などは知らない。三種の神器も知らない。三種の神器を取り戻すまで、自分の刀を預けておく! と意気揚々と言うが、京にいる人たちにとってはそんな行動も不可解だ。
京の者たちにとって大切なものを取り返してくるまでに、自分の大事なものを預けておくから、という真っすぐな心根も通じない。結果、後白河法皇の心は離れていく(そんな勝手な)。

義仲は投げられた言葉はそのまま受け取る。ゆっくりと休め、と言われれば、ゆっくりと休む。察するなど知らん、という話である。が、これがどんどん義仲を追い詰めていくことになる。少ない軍勢で平家討伐に出陣するが、兵が少ないために苦戦を強いられる。
一方、頼朝は鎌倉にいながらにして、文を送ったり、引き出物を送ったりしてうまい具合に後白河法皇に取り入る。おかげで流罪を解かれ、官位も戻され、東海道・東山道も軍事支配権も得る。
東山道には義仲の信濃も含まれている。義仲がこれをよしとするはずがない。さらに、京では、義仲が平家と通じているという噂が流れていた。
怒った義仲は止めようとした後白河法皇の近習・平知康(矢柴俊博)に怪我をさせながら院御所に押し入るが、これが謀反と捉えられてしまう。

■義経、出立

回を追うごとに、個人的な頼朝の好感度は下がっているのだが、頼朝は「政治」をやっている。義仲のように力押しはしない。文で、引き出物で「うまいことやる」。後白河法皇の信頼を得て、いざ出陣、となるが、今度は鎌倉にも問題が。御家人たちが、頼朝と義仲の身内争いに手を貸す気がない。北条時政(坂東彌十郎)が伊豆に帰ったことがジワジワと効いてきている。義時(小栗旬)では如何ともしがたいのだ。

兵力が少ない中、義経(菅田将暉)が先発隊として京へと向かうことになる。頼朝に命じられたときの義経の喜々とした顔よ……本当に戦がしたいのだ、この人は。
そして、頼朝もなんだかんだ言って、最後に信用できるのは身内だと言う。

義経出立の日、頼朝とふたりで矢を引きながら話す。今まで兄弟で語ることがなかった、戻ってきたらたっぷりと話をしようと頼朝。兄のことが好きな義経、ワクワクしながら矢を射ると、すでに的に刺さっていた頼朝の矢を弾き飛ばしてしまう。慌てる義経に頼朝は良い良い、と笑っていたけど、それが怖い。フラグでしかない……。

■揺れる義高の命運

義経が義仲討伐に出立する、イコール、大姫(落井実結子)の許嫁として鎌倉に入った義高(市川染五郎)も安全ではない。
美しい義高に大姫も表情を輝かせる。政子(小池栄子)に「良いお顔立ち」と言われて素直に「ありがとうございます」と返せる辺り、言われ慣れているのだろう。そして、義仲の息子らしく、性格も良く、義時や坂東武者たちとも打ち解けていく。

が、穏やかな日はあまりにも短い。義経の出立を複雑な面持ちで見つめる義高。そんな義高に義経は「いつかやろうと思っていた」と木箱を差し出す。中に入っていたのは蝉の抜け殻。義高が蝉の抜け殻を集めていると聞いて、のことだろう(聞いた瞬間はドン引きの表情をしていたが)。これから義高の父・義仲を討ちにいくことを踏まえての行動だ。義経は別に非情な人間ではない。子どもには優しいように思う。戦が大好きでぶっ飛んでいる人物だったら観ている側もある意味、気楽なのだが、義経という人は、複雑だ。

しかし、義高は義時に「義経が不憫」と漏らす。父上に戦で勝てる者はいない、もう会うことはないだろう、と。笑顔で蝉の抜け殻を受け取りながらそんなことを考えていたのか、と思うと恐ろしい子である。

■癒しは八重との時間だけ……


そして、頼朝が他にも抱えているのが鎌倉の内部にある爆弾。御家人たちによる反頼朝派だ。いまは他愛もない話をしているだけだが、統率力のある者が加わると太刀打ちできない。
統率力のある者。それは上総広常(佐藤浩市)だ。義時は大江広元(栗原英雄)の頼みで、広常に御家人たちから誘いがあったらのってほしい、と伝える。
「どういう了見だ」
視聴者も知りたい。どういうことだ。嫌な予感しかない。

殺伐とフラグが立ちまくる中でほのぼのとしたのは八重(新垣結衣)と義時の関係だ。笑顔の八重に見送られる義時。更に、八重のおなかには子どもがいる様子も途中描かれた。2人の打ち解けた様子によかったねぇ、義時……と和まずにはいられない。


※この記事は「鎌倉殿の13人」の各話を1つにまとめたものです。

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