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2015年04月16日

台詞・字幕・音楽なし。全てを手話で表現しカンヌを震撼させた『ザ・トライブ』

台詞・字幕・音楽なし。全てを手話で表現しカンヌを震撼させた『ザ・トライブ』

昨年のカンヌ国際映画祭で批評家週間グランプリを含む3部門で受賞し、各国の映画祭でもした、30以上の賞を受賞全編手話、字幕なしの映画『ザ・トライブ』が、ついに今週末より公開される。

ザ・トライブ 手話 映画



主人公は、聾唖(ろうあ)者専門の奇宿学校に入学したセルゲイ。そこは犯罪や売春などを行う、トライブという組織が幅を利かせていた。トライブに入り、恐喝や売春斡旋に手を染めていくセルゲイだが、リーダーの愛人アナに恋をしてしまう。

長編監督初となる、ウクライナの新鋭ミロスラブ・スラボシュピツキーがメガホンをとり、プロの俳優ではない、実際の聾唖者たちが役を演じた本作。132分の間すべてが手話だけで進み、セリフもナレーションも音楽もない。手話や身ぶり、表情、眼差しのみで、人物背景や物語だけでなく、感情をも表現している。

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非常に異色な作品だが、休む暇なく想像力を働かせてスクリーンに向かわなければならないという、新しい体験ができるだろう。『ザ・トライブ』は2015年4月18日(土)よりユーロスペース、新宿シネマカリテほか全国にて公開。



画像:(C)GARMATA FILM PRODUCTION LLC, 2014 (C) UKRAINIAN STATE FILM AGENCY, 2014

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