野田「それだけで救いになる…」映画『トイレのピエタ』仙台舞台挨拶
現在公開中のRADWIMPS・野田洋次郎主演『トイレのピエタ』。先日2015年6月13日に、東北で唯一公開中のMOVIX仙台で舞台挨拶が行われ、主演の野田洋次郎と松永大司監督が登壇した。
8都道府県をめぐる『トイレのピエタ』舞台挨拶
公開初日の東京を皮切りに全国8都道府県で行われた、映画『トイレのピエタ』の舞台挨拶。その締めくくりとして、MOVIX仙台での舞台挨拶となった。
登壇した主演の野田洋次郎と松永大司監督は、2年前のふたりの出会いを振り返りながら、集まった観客の前で映画にかける想いを熱く語った。
松永大司監督は「10年以上前にこのアイデアに出会って具体的に走り出したのが2011年の4月です。僕にとって2011年の出来事(震災)はとても大きくて、直接的には『トイレのピエタ』と震災は関係ないんですが、あの出来事があってこの映画を作りたいと強く願いました。そしてあの出来事があって、杉咲花演じるヒロイン真衣の役が生まれました。それがこういう形でこういう場所(仙台)で皆さんに見て頂けるのはとても感慨深いです。」と、東北大震災が本作を作る上で大きな影響をあたえたことを明かした。
また、主演の野田洋次郎は「この映画は優しい映画ではなくて、もしかしたら届かない人がいるかもしれません。100人が見て100人に届く映画ではありません。だけど俺はそういう映画があってもいいと思っています。優しいことばっかりじゃないこの世界で、こんなにのたうち回って生きている人は俺だけじゃないんだって、まだ何処かにいるんだって思えると、それだけで救いになるし、この映画があなたにとってそういう映画になってくれればいいなって思っています。もしこの映画を気に入ってもらえたら皆さんの大事な人にも届けて欲しいです」と、本作にこめた思いを熱く語った。
主演・野田洋次郎、そして松永大司監督の熱き想いがこめられた映画『トイレのピエタ』。まだご覧になっていない方はぜひ劇場でご覧ください。
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