インタビュー
62歳の「今」が旬。リーアム・ニーソンがアツい!
62歳の「今」が旬。リーアム・ニーソンがアツい!
はじめましての方もそうでない方もこんにちは。
もうすぐ、日本ダービーですね!
先日、ついに競馬デビューしました。
八雲ふみねです。
…と言っても、
仕事で東京競馬場に足を運んだついでに、お小遣い程度に馬券を購入しただけなんですけどね… ^0^
それにしても、この季節の競馬場は気持ちがいいですね〜。
緑が美しく、おウマさんが走る姿を観ているだけで癒されますっ!
さぁて。
日本ダービーは、どのウマがくるかなぁ〜。
…というコトで。
八雲ふみねの What a Fantastics! ~映画にまつわるアレコレ~ vol.19
今回は。
いま、映画界でキテる!と言えば、この方です。
奇跡の62歳!
元気すぎる62歳!!!
ハリウッドのみならず、世界中で今もっとも “アツい” 映画俳優、
リーアム・ニーソンをクローズアップします。
リーアム・ニーソンは、1959年生まれの62歳。
スティーヴン・スピルバーグ監督の『シンドラーのリスト』(1993年)でオスカー・シンドラーを演じ、アカデミー主演男優賞にノミネート。
以降、『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』(1999年)、『バットマン・ビギンズ』など、数々の映画に出演。
この人が登場するだけで、シーンがグッと引き締まる。
演技派俳優として、多くの映画ファンを魅了してきました。
そんなリーアム・ニーソンを一躍有名にした作品言えば、やっぱりコレでしょう。
リュック・ベッソンが製作・脚本を手がけるノンストップ・サスペンスアクション、『96時間』シリーズ。
リーアム・ニーソンが演じるのは、悪の組織から家族を守る無敵の父親、元CIA捜査官のブライアン。
毎回家族が誘拐され、その度に決死の救出劇を繰り広げます。
シリーズ1作目『96時間』では娘、2作目『96時間/リベンジ』では元妻、そして3作目『96時間/レクイエム』ではなんと、主人公であるブライアン本人がターゲットとなり、ハチャメチャな展開に…。
「無敵の父親」として事件究明と犯人への復習のために暴走する姿は、アクション好きの男性のみならず世界中の女性をも魅了しました。
(写真は、『96時間/レクイエム』より)
そして現在、絶賛公開中なのが…。
『ラン・オールナイト』
家族を守るためにマフィアのボスの息子を殺してしまった主人公が、タイムリミットの夜明けまで生き延びるため、ニューヨークの街を逃げ回るクライム・アクション。
62歳とは思えない、鍛え上げられた肉体。
無駄のない身のこなし。
あまりのかっこ良さに、
「リーアム・ニーソン」
もとい、
「リーアムにーさんっ!!!!!!」
…と叫びたくなってしまいます。
そんなリーアム兄さん(年齢的には、リーアム父さん?)のアクションだけじゃない、演技派俳優としての魅力も堪能できるのが…。
5月30日から全国公開となる映画『誘拐の掟』。
原作は、ミステリー小説界の重鎮、ローレンス・ブロックが描いた酔いどれ探偵マット・スカダーシリーズの第10作目にあたる「獣たちの墓」。
連続誘拐殺人事件に震撼するニューヨーク。
元刑事マット・スカダーは妻を誘拐されたという男性から犯人探しの依頼を受けるが、残忍で狡猾な犯人は身代金を奪い、さらに人質を変わり果てた姿にしてしまう。
さらに少女が誘拐され、スカダーは猟奇殺人鬼との交渉に打って出ることに…。
本作最大の見どころは、酔いどれ探偵マット・スカダーと誘拐犯が繰り広げる、人質交渉の駆け引き。
知恵と交渉テクニックを駆使した頭脳戦。
静かに、しかし激しいものを内在させた心理描写を見事に活写しています。
終始緊迫したこの空気感、たまりませんっ!
さて、先日開催された『誘拐の掟』公開記念イベントには、竹中直人さん、おのののかさんにご登場いただきました。
「日本の演技派俳優」の代表格、竹中直人さん。
ご自身がイメージする「探偵」スタイルで登場。
ダンディでステキ!
竹中さんは『ダークマン』(1990年)の頃から、リーアム・ニーソンに注目していたんですって。
「表情をほとんど変えずに演じているのに、心情が伝わってくるのが素晴らしい。この映画の中でも、ちょっと疲れた感じで背中を丸めて歩くところなど哀愁があって、そこが魅力的ですね」と、竹中さんが感じるリーアムの魅力について語って下さいました。
でも、リーアム・ニーソンが
「62歳なのに(劇中で)老眼鏡をかけてないのは、納得がいかない!」
…と、ちょっぴりジェラシー?!
いえいえ。
普段はオトナの余裕をみせるシブ〜い男性が老眼鏡をかける姿って、女性からすると意外とチャーミングですよ〜。
一方、おのののかさんは…。
劇中で誘拐される少女が着ている赤いコートからインスピレーションを受けたファッションで登場。
「この映画に登場する猟奇的殺人犯が実際にいたと知ってビックリしました」
…と、実在の殺人鬼をリサーチした犯人設定に驚いた様子でした。
最近リーアム・ニーソンのファンになった人には新鮮な印象を。
そして、ずっと以前からリーアム・ニーソンに注目していた人にとっては「こういうリーアムが観たかった!」と歓喜の声を上げたくなるような一作に仕上がっている映画『誘拐の掟』。
190cmを超えるがっしりした体格とは裏腹な、まるで迷い犬のような優しい眼差しに、私はキュンキュンしてしまいます。
まさに、「今」が旬とも言える62歳ですね。
それではまた次回、お会いしましょう。
お相手は、八雲ふみねでした。
96時間/レクイエム
ブルーレイ: 2枚組ブルーレイ&DVD〔初回生産限定〕 ¥3,990+税
DVD:〔初回生産限定〕 ¥3,324+税
監督:オリビエ・メガトン
製作・脚本:リュック・ベッソン
出演:リーアム・ニーソン、フォレスト・ウィテカー、ファムケ・ヤンセン、マギー・グレイス、ダグレイ・スコット ほか
©2015 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.
ラン・オールナイト
丸の内ピカデリーほか全国公開中
監督:ジャウム・コレット=セラ
出演:リーアム・ニーソン、ジョエル・キナマン、ビンセント・ドノフリオ、ニック・ノルティ、ブルース・マッギル ほか
©2015 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
誘拐の掟
5月30日から新宿バルト9ほか全国公開
監督:スコット・フランク
出演:リーアム・ニーソン、ダン・スティーブンス、デビッド・ハーバー、ボイド・ホルブルック、ブライアン・ブラッドリー ほか
©2014 TOMBSTONES MOVIE HOLDINGS, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
八雲ふみね fumine yakumo
大阪市出身。映画コメンテーター・エッセイスト。
映画に特化した番組を中心に、レギュラーパーソナリティ経験多数。
機転の利いたテンポあるトークが好評で、映画関連イベントを中心に司会者としてもおなじみ。
「シネマズ by 松竹」では、ティーチイン試写会シリーズのナビゲーターも務めている。
八雲ふみね公式サイト yakumox.com
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