「アイドルだからこそホラーがつとまる」中田ホラー上映イベントレポ。デカキンも登場
『女優霊』『リング』『クロユリ団地』と世界中を恐怖に陥らせてきたJホラーの巨匠・中田秀夫監督の最新作『劇場霊』。
昨日2015年5月30日に『公開まで待てない!恐怖のマエストロ中田秀夫の世界』と題して、東京・池袋の新文芸座で中田秀夫監督作のJホラー映画をオールナイトで4本一気に上映するイベントが行われました。
上映前にはMCに映画パーソナリティ・コトブキツカサさんを迎え、ホラーファンにはお馴染みのアート・ディレクターの高橋ヨシキさん、別冊『映画秘宝』編集長・田野辺尚人さん、さらに今話題のYouTuber・デカキンさんによるトークイベントを実施。
イベントの模様はニコニコ生放送でも中継され、この日初披露となった『劇場霊』のスペシャルメイキングも公開され、冒頭から恐怖の雰囲気に包まれる会場。
ホラー映画が好きになったきっかけについて聞かれた高橋ヨシキさんは「これを乗り越えなくてはいけないと無理して観はじめたのが最初。仕掛けが分かれば怖くないと思い、どんどん観るようになった」と意外な理由を明かしていました。
女優霊を初めてみた時の印象について聞かれ、田野辺尚人さんは「最初、劇場じゃなくてWOWOWの企画だった。これはすごいものを観てしまったと、すぐ記事にしなくちゃなとコーナーに無理やり押し込んだほど。映画秘宝が一番最初に女優霊を取り上げた」と、女優霊を取り上げた最初の人物として当時の思い出を語られていました。
また、MCのコトブキツカサさんは以前、清水崇監督との対話をした時のことに触れ「中田秀夫監督の現場は"動"、黒沢清監督は"静"、自分の現場は、いいホラーシーンが撮れると笑うので、これで驚かせてやろうという"笑い"の現場」と清水崇監督によるJホラー監督分析について話されていました。
中田秀夫監督の新作『劇場霊』について高橋ヨシキさんは「ホラー映画でバックステージものはメリットがあって、お芝居がする人が出てくるということは、自動的にお芝居やっていないところのリアリティが増す」と期待感を寄せる。
また、田野辺尚人さんも「『呪怨-ザ・ファイナル-』や、白石晃士監督の『戦慄怪奇ファイル コワすぎ!最終章』など、日本のホラーが復活する年。一度は沈静化したと言われたが、中田秀夫がいよいよ本領発揮ということで、さぞかしおっかないものが観れるだろうと期待している」同じく期待を寄せるコメント。
アイドルだからこそホラー映画がつとまる
また、MCのコトブキツカサさんから、ホラー映画にアイドルが起用されることについての感想を聞かれ田野辺尚人さんは「アイドルの人たちは、みんな身体能力が凄い。恐怖映画で一番重要なのは存在感と身体能力。ただ驚くのではなく、体全体で表現できるかが重要。1日踊り続け、声を出し続けている彼女たちだからこそつとまる。それくらいじゃないと恐怖映画の現場はつとまらない」と、アイドルとホラー映画についての融和性について語られていました。
イベントの最後では、この日劇場に集まった観客の方と一緒にオールナイトでホラーを観るというデカキンさんが登場。
冒頭の挨拶ではいつもよりも、マイケル・ジャクソンのスリラーを彷彿とさせる動きを見せるデカキンさん。
ホラー映画が苦手だというデカキンさんは「本当に苦手で、ホラー映画は怖すぎて半分くらいしか観たことがない。それが4本も観なくてはならないというのは本当にどうしていいかわからない」と恐怖の表情で語られていました。
なお、4作品を観た後のデカキンさんは「いい映画だとホラーでも4作品をぶっ通しで観られるんだな」とコメントを寄せています。→ 4作品鑑賞後のデカキンさんのコメント
女優霊から20年、Jホラーの巨匠・中田秀夫監督が新たなる恐怖の幕を開く『劇場霊』は2015年11月21日より全国ロードショー。
(取材・常時系)
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