桐谷美玲が『ヒロイン失格』初日舞台挨拶で涙した幸田もも子からの手紙全文
コミックス版の松崎はとりと桐谷美玲さんが演じる松崎はとりが描かれた世界に1つしかないスペシャルな色紙をプレゼントされると「すご〜い!ありがとうございます!」と感激。
もう1つ、幸田もも子先生からのお手紙を福田彩乃さんが代読。(以下、全文書き起こし)
――桐谷美玲さま。いつもは桐谷さんと呼ばせていただいているのですが、お手紙なので親しみを込めて美玲ちゃんと呼ばせてください。美玲ちゃんが4年前から変顔の練習していたと言ってくれていたように、そのころの私は美玲ちゃんの髪型やかわいい表情を見ながらはとりのビジュアルを固めていました。はとりが自信満々に自分をかわいいと言っちゃうのもそのせいです。そんなある日、友だちが“美玲ちゃんが雑誌でヒロイン失格が好きって言ってるよ”と教えてくれました。なんてこった!と、夢かと思いました。勝手に一方的にはとりのモデルにさせていただいた美玲ちゃんが私の漫画を読んでくれて、しかも好きだと言ってくれていて、しかもしかも、はとりを演じてみたいと言ってくれて、本当に嬉しかったです。自分の漫画がいつか実写化したらいいなというのはいつでも図々しく夢見ていたわけですが、このときからいつか実写化したら絶対にはとりは美玲ちゃんがいい、美玲じゃなきゃイヤだと思うようになりました。しかし、そんなことは夢のまた夢だと思っていたので、最終回で描いた映画の看板は美玲ちゃん大好きだよという気持ちと密かな夢と希望を込めて描いたつもりでした。
桐谷美玲さんは思わず目を押さえ、頬には大粒の涙が。
山崎賢人さんがハンカチを差し出し、優しく接する場面も。
手紙には続きが。
――渋谷のパルコで映画ヒロイン失格の看板を見たのですが、泣きそうになりました。漫画の最終回が現実になってる、美玲ちゃんがはとりだ!と映画の中の美玲ちゃんは何度も言いますが、本当にはとりそのものでした。美玲ちゃんが泣くたびに私も泣きました。変顔に至っては、最近では何巻のどこの場面の変顔かわかるようになりました。美玲ちゃんにはとりを演じてもらえたこと、本当に言葉じゃ言い尽くせないほど感謝しています。本当に本当にありがとうございました。何度も言いますが、大好きです。 幸田もも子
桐谷美玲さんは涙を吹きながら、「本当に私もずっと大好きで、最終巻に、映画化ヒロイン失格“桐谷美鈴(みすず)”って役で、たぶん私をモデルに描いてくださっていたんだろうなというのも知っていて、いつか現実になりたいと強く思っていたので、本当に幸せです。ありがとうございます。」と、原作者の幸田もも子さんの気持ちがコミックスを読んだ桐谷美玲さんに届き、また、桐谷美玲さんもそれが現実のものとなった奇跡に心から感激している様子でした。
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