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2015-11-10

コラム

スポーツの秋に気づいたこと 「日本映画こそはスポーツ映画の宝庫だ!」

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■「キネマニア共和国」

編集部「スポーツの秋だから、何かスポーツ映画について書いてよ」
私「は~い(^o^)」

などと、気安く返事してみたものの……

スポーツ映画と一口に言っても、実は結構漠然としてるんだよねえ……。

まず、スポーツ映画の定番といえば野球映画ですが、実際はそれだけで1冊の本ができるくらいの数があるし、アメリカン・フットボール同様、このジャンルはアメリカ映画の十八番。

ならば、ちと変わったスポーツ映画はないものか……。

《キネマニア共和国~レインボー通りの映画街~ vol.55》

何のことはない、実は日本映画こそ変わったスポーツ映画の宝庫なのでありました!

野球映画だけ採っても
意外に多い日本映画


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とりあえず野球映画から始めますと、日本映画も昔からこのジャンルの作品はかなり作られていて、古くは『男ありて』(55)や『不滅の熱球』(55)『鉄腕投手稲尾物語』(59)や、ドキュメントとドラマを融合させた『巨人軍物語 進め!!栄光へ』(76)、水島新司の人気漫画の実写化『ドカベン』(77)『野球狂の詩』(77)、戦後のヤクザ抗争の決着を野球でつけさせようとする『ダイナマイトどんどん』(78)の岡本喜八監督は、戦時中の6大学野球選手たちの顛末を描いた『英霊たちの応援歌 最後の早慶戦』(79)を撮って、戦争のあるなしで野球がいかに変わるかを描いています。

80年代の代表格は、戦後の淡路島を舞台に、野球少年たちとその周囲の人々を描いた夏目雅子の遺作映画でもある『瀬戸内少年野球団』(84)。90年代に入るとフジテレビ映画『ヒーローインタビュー』(94)が大ヒットしました。
21世紀に入っても長嶋一茂が覆面選手に扮した『ミスター・ルーキー』(02)やぶっとび高校野球コメディ『逆境ナイン』(05)、実写版『タッチ』(05)や『キャプテン』(07)、内村光良初監督作品『ピーナッツ』(06)、『ラストゲーム最後の早慶戦』(08)に『ひゃくはち』(08)、通称“もしドラ”『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』(09)、戦前カナダの日系野球チームの実話『バンクーバーの朝日』(14)、かつての高校球児たちの復活戦『アゲイン 28年目の甲子園』(15)など今も数多く制作され続けています。
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