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カリッカリのトロットロ!『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』のグリルドチーズサンドの作り方
カリッカリのトロットロ!『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』のグリルドチーズサンドの作り方
昨年公開されて、見ているだけでお腹が空くと話題になった『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』は、ずっとイタリアンのコックをやっていた僕にとっても大好きな作品です。
とくに主人公のシェフ/カール・キャスパーたちがフードトラックで売るキューバサンドが本当においしそうなんだけど、ローストポークを用意したりするので家で作るのはちょっと大変。
でもあの映画には、もう一品見てるだけでよだれが出てきてたまらないサンドイッチがありましたよね!
そう、カールと息子のパーシーが食べていたあの「グリルドチーズサンド」です!
グリルドチーズサンドは、アメリカでは定番のホットサンドメニューで子どもたちの大好物。日本で言えばおにぎりくらい身近で親しまれているトラディショナルな食べものです。
ということで、春のピクニックシーズンにピッタリのカリッカリグリルドチーズを作ってみたので紹介します。
材料(1人分)
食パン(薄切り)2枚
ピザ用チーズ
とろけるチェダーチーズスライス
バター
オリーブオイル
パンは何でもいいけど今回は僕の家内が焼いた自家製食パンを使いました。
チーズはいろんな種類を入れると風味が豊かになっておいしいです。オレンジのチェダーチーズはアメリカンになるのでぜひ入れて!
シェフ特製カリッカリグリルドチーズの作り方
1.パンの片面にバターをたっぷり塗る
▲ 薄切りにスライスした食パンの片面に、室温に戻しておいたバターをたっぷり塗りつけます。グリルドチーズのおいしさのポイントはカリッカリの食感なので、バターはケチらずたっぷり使いましょう。
2.オリーブオイルを敷いた鉄板(フライパン)に、バターを塗った面を下にしてパンを焼く
▲ フライパンでもいいんだけど、映画では鉄板で焼いていたのでホットプレートを使いました。火力は中火くらい。
▲ パンにオイルを吸収させてバターと馴染ませたら、チーズをのっけて、弱火でじっくり焼いていきます。
▲ 裏面をチェック!うん、バターがイイ感じにきつね色になってきた。バターは焦げやすいので火力に注意してね。
▲ そのままでもいいけど、フタをするとチーズが溶けやすい。
3.パンを重ねて、さらにバターを塗る!
▲ チーズがほどよく溶けてきたら、パンを重ねます。
▲ そしてさらにバターを塗ります。ここが超ポイントです。「カロリーが…」とか言ってちゃダメです!
おいしいものが食べたいのか、ダイエットしたいのか、ハッキリ覚悟を決めてください!
ハイ、もちろんおいしいものを食べたいんですよね!だったらさらにバターをたっぷり塗って、カールが作っていたような究極のカリッカリを目指しましょう。
4.チーズがトロリととろけるまで焼く
▲ 中のチーズがトロットロになって、表面がカリッカリになれば完成。
▲ ナイフでカットするときに「ザクッ」と軽やかな音が鳴ればバッチリ!
あれ?でも映画のグリルドチーズはもっとワイルドだった気がするぞ。
ということでチーズ増量!
▲ いざ作ってみるとわかるけど、チーズ大好きアメリカ人は僕らの感覚よりずっとたくさん入れるみたいなので、チェダーチーズスライスを追加して再度挑戦!
▲ バターも増量して、ハイカロリー&カリッカリ&トロットロの局地を目指します。
▲ パンからチーズがはみ出てホットプレートの上にしたたるくらいがやっぱりアメリカンですね!
おいしく作るポイントは、アメリカ人になれ!
最初にも書いたように、グリルドチーズはおにぎりのように誰でも簡単に作れる料理なんだけど、シンプルな手順だからこそ、きちんと丁寧に作ると美味しさに格段の違いが出ます。
映画の中でも、批評家にさんざんなレビューを書かれて傷心を抱えつつも、カールは息子のためにじっくり丁寧にグリルドチーズを焼きますよね。
しっかり焼き面を確認して、チーズを増やしてみたり、バターを追加したり、食材の様子をよく見ながら作れば、誰にだってシェフ・カール・キャスパー並のおいしいグリルドチーズが作れますよ。
映画ではフードトラックを始めたカールが、息子との時間をたくさん過ごすことで忘れかけていた親子の絆を取りもどしますが、料理だって人間関係だって、きちんと丁寧にじっくりと見てあげるだけでうまくいくものです。
強いてポイントを一つ挙げるなら、「アメリカ人になったつもりでチーズもバターもケチるな!」です。
たまにはダイエットや健康のことは忘れて、おいしいものを純粋に味わうのも心の健康にいいかもしれないですよ。
(文:茅ヶ崎の竜さん)
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