新入社員よ!就活生よ!仕事への情熱がみなぎる『陽はまた昇る』はきっと糧になる
新入社員のみなさん、そろそろ研修は終わった頃でしょうか? 明日からの仕事に情熱みなぎってますか? もしも、これからのんびりやっていこうとか、疲れない程度にやっていこうとか、そんなぬるい考えを持っているなら、今すぐ本日紹介する作品「陽はまた昇る」を観て考え改めてください。
ちょっと大げさなことを言いましたが、あながち嘘ではありません。これから社会人としてのキャリアをスタートし、やりたい仕事ができないこともあります。また、やりたくない仕事をしなくてはいけない時もきっとやってきます。
そんな時、そこでくじけてしまわないように、腐ってしまわないように、その場所で、その部門で、そのチームで、自分は何ができるのか、何を成せるのかを考えさせてくれる作品です。
ゆうせいの「あっちじゃない方の気持ちいい映画」
企画書を持っていったら異動通知なんてことがある!?
「新商品を開発するぞ!」と鼻息荒く企画書を作成して、役員にプレゼンしようとした矢先に異動を通知される。ありえないくらい理不尽なことが、本作では起きます。
しかもその異動先が不採算部門で、そこに行ったらもう終わりと噂されているところ。心が折れて、辞めてしまっても不思議じゃないし、もしかしたら会社もそれを望んでいるのではと疑心暗鬼になってもおかしくありません。
でも、辞めない。
むしろ逆に新しい商品を作ろうとする。会社の人員削減計画に逆らってでも、エンジニアに営業をさせてでも、どうにか開発期間を延長させようとする。普通ならそんなことできないし、たとえ思ったとしても実行に移せないですよね。
でもその結果、誰もが知っているビデオデッキ(VHS)が誕生する。そう、本作の舞台は日本ビクター(現:JVCケンウッド)。実話を元にしたスーパーサクセスストーリーなんです。
逃げまわるサラリーマン生活でいいのかって言葉に耳が痛い
正直、上から言われることをやるだけなら楽勝です。言われた通りにやるだけですから。たとえそれが嫌な仕事でも、やりたくない仕事でも、「給料もらってるからしかたないよ」と割り切るのもひとつの手段です。
でも、それって結局のところ逃げてるだけなのかもしれません。
逆に、やりたくないから仕事を辞めるという選択もあります。でも、これも結局のところ逃げてるだけかもしれません。
逃げることが全て悪いとは言いません。筆者の私も何度も転職しています。でも、本作を観る度に思うことがあります。転職前に、自分の気持ちを全部ぶつけただろうか、やれることをやりきっただろうか、意見が食い違っても貫こうとしただろうかと。
何度ピンチが訪れても、決してあきらめず、逃げまわるサラリーマン生活は嫌だと踏ん張る登場人物から影響を受けずにはいられません。クレームがどうとか、先輩の言い方がキツイとか、上司と合わない気がするとか、そんなことは仕事をする上で当たりまえに起きる小さなことで、どうでもよくなります。
月曜が憂鬱とか言ってる場合じゃない
さいごに、作中に登場する詩をご紹介します。
子どものキラキラと輝く好奇な眼差しで
世の中のすべてを見るように
人生を噛みしめるように
荒まく海から裏町の路地も
紅く輝く星から一粒の砂までも
何か意味をもってそこにあるんだ
私はそのすべてを この目で見たい
つまり、ぬるい研修も、つまらない会議も、何か意味があってそこにあるはずってことです。すぐに分かった気にならず、大きな視点でとらえて、情熱みなぎる仕事をしていきましょうよ。私もまた来週、月曜日からやる気に満ち溢れるコラムを書いていきますから。約束だぞ!
それではまた。
ご存知、ゆうせいでした。
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(文:ゆうせい)
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