矢崎監督:私が脱がすぞと思っていました―『無伴奏』ロケ地・山梨で舞台挨拶
現在全国ロードショー中、矢崎仁司監督最新作『無伴奏』が、本日2016年4月23日に、矢崎監督の出身地であり、ロケ地の一つでもある山梨県で上映開始となり、主演の成海璃子と矢崎仁司監督が舞台挨拶を行った。
映画『無伴奏』成海璃子&矢崎仁司監督が山梨で舞台挨拶
映画『無伴奏』は直木賞受賞作家・小池真理子の半自叙伝的同名小説を『三月のライオン』『ストロベリーショートケイクス』の矢崎仁司監督が完全映画化した作品。学生運動が盛んだった時代に多感な青春時代を過ごす1人の女子高校生を中心に、男女の悲喜こもごもな恋愛模様と時代の潮流を映し出す青春物語。
主人公の響子を成海璃子が演じ、響子が想いを傾ける渉役を池松壮亮、渉の親友・祐之介を斎藤工、さらに祐之介の恋人・エマをnon-noモデルの遠藤新菜と、注目の若手が集結し当時の若者達の恋愛模様を描く。
本日4月23日より上映開始となった、山梨県・シアターセントラルBe館で舞台挨拶が行われ、成海璃子と矢崎仁司監督が舞台挨拶に登壇した。
矢崎仁司監督は「映画『神童』の中学1年の時の成海さんに恋をして、この少女がいつか大人の女性に変わるところに立ち会いたいなとずっと思っていた。中学1年の素晴らしい俳優が誕生したなと思っていて、いつかこの少女の制服を私が脱がすぞと思っていました。(笑)すごく幸せでした」と念願かなってのタッグだったとこを明かす。
「撮影後は、誰かと会う度に『辛かった~』と泣いていたというインタビューを読んだのですが?」という質問に成海璃子は「毎日現場にいて、撮影が終わった後も響子の役をひきずっていましたし、急に終わったら、ぼーっとしちゃって、なんとも言えない気持ちでしたけれど、それだけ集中して作品に取り込めたというのは、よかったんじゃないかと思っています。」と答えた。
矢崎仁司監督は「1969年から1971年という時代設定があったが、仙台の街ではほとんどその面影がなく、風景を求めて、全国津々浦々で撮影した。それなのに集中力を高めていたのはすごいなと思う」と役者陣に賛辞を送った。
山梨について、矢崎仁司監督は「いい風景を残してくれている街だなと思っている」と話し、本作に登場するバロック喫茶「無伴奏」の表のシーンは、本日舞台挨拶があった甲府のシアターセントラルBe館を出たところで撮ったということも明かされた。
また本作でも重要なシーンのひとつである石和市の笛吹川での撮影について、成海璃子は「私が演じた響子と渉が会話をして、そこから響子が変化し始めるというシーンなので、とても印象に残っています」と話した。
舞台挨拶の最後に成海璃子は「響子の周りで色んなことが起きて、すごい経験をたくさんして、最終的に生きていくぞというストーリーなので、響子の成長を見届けてほしいです」と挨拶し、矢崎仁司監督は「1回目の鑑賞では、成海さんの美しさに圧倒されて頂き、2回目以降の鑑賞で、池松さんや斎藤さんの目線一つでまた違った印象を持つのではないかと思うので、何度も観て頂きたい」と締めくくった。
映画『無伴奏』は全国ロードショー中。
(C)2015「無伴奏」製作委員会
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