4DX版『劇場版キンプリ』を観たら、世界が輝いて見えた・・・
(c) T-ARTS / syn Sophia / キングオブプリズム製作委員会
2016年1月に公開となったアニメ『劇場版 KING OF PRISM by PrettyRhythm(キンプリ)』が4DX版となって6月18日(土)に帰ってきます!テレビシリーズの終了から2年の歳月を経て復活した話題のキンプリですが、そのステージが今度はアトラクションシネマシステムの4DXでどう変わるんでしょうかね。13日に行われた関係者向け先行試写で体験した様子をレポートしたいと思います!
まず、キンプリを初めて観る筆者と同じ環境に立たされている読者のために、簡単にキンプリを説明しておきましょう。
アイドルを養成するエーデルローズに所属し、大人気男性ユニット・Over The Rainbowのメンバーである神浜コウジ、速水ヒロ、仁科カヅキの3人がキンプリのメインキャラクター。物語の柱になっているのが氷上のステージで踊って歌うプリズムショー。そして、3人のプリズムショーを観た新キャラクター・一条シンが本作の主人公になっています。悪役として別組織のユニットもいて、観客を飽きさせません。
観ながら声援を送る、拍手する、サイリウムを振る
驚いたのは作品の鑑賞スタイルです。華々しいプリズムショーで歌って踊る彼らを前に、あたかも同じライブ会場にいるかのように映画を鑑賞している客が応援しているんです。こ、これは一体どういうことなんだ!?
実は、すでに通常版の本作については一部映画館で「プリズムスタァ応援上映」という、これまでの映画鑑賞ではありえなかった上映イベントを実施。サイリウム(光る棒)を振って声援を送り、拍手や応援が可能という、静かに映画を観るのが当たり前な映画館のタブーを破った観賞方法を導入しているんですよ。今回の4DX版試写会でも、サイリウムを振り、叫び、まるで歌舞伎で屋号を呼ぶかのようにキャラクターの声を呼ぶ観客が多数いました。
最近では『ガールズ&パンツァー 劇場版』でも応援上映が実施されていましたね。なお、4DX版キンプリは正式公開後の応援上映が対応かどうかはお近くの劇場へご確認ください。
(c) T-ARTS / syn Sophia / キングオブプリズム製作委員会
4DX版はプリズムショーを究極に再現した泡と風に注目
さて、そんな4DX版の見どころはやはりド派手なプリズムショーのシーンに応じた演出でしょう。動く座席、振動、風、光、香り、煙、泡、水しぶき、水滴など、プリズムショーとリンクする形でほぼ常に何かしらの演出があり、とてもエキサイティング!
女子のハートをキュンとさせるようなシーンでは、天井から泡がふわふわ飛んできますが、さらに風が加わって泡がふたたび空中へと吹き上がり、幻想的なステージを演出します。これまでさまざまな作品の4DX版を観てきた筆者でも、泡が下から上に向かって吹き上がる演出(風+泡)は初めて体験しました。
上映後、すでに何度も観ていると思われる観客からは「ストーリー知ってても楽しめるもんな〜。すごいな!」という声が聞こえ、4DX版に満足している様子でした。
(c) T-ARTS / syn Sophia / キングオブプリズム製作委員会
オーバーな表現と演出を楽しめ!
キンプリが完全に女子向けの映画作品だと思い込んで不安を感じながら観た筆者(男)は上映開始すぐにその不安が消えてなくなりました。劇中のオーバーな表現につい笑ってしまったのです!特に中盤に訪れる歌と歌のバトルのなかで、なぜか大きな剣が出てきたり、ドラゴンが出てきたり、6つに割れた腹筋で技を受け止めたりと、良い意味で筆者が抱いていたキンプリのイメージを崩してくれました。まるでキャプテン翼やミスター味っ子のような懐かしささえ感じましたよ!そのようなオーバーな表現が随所に盛り込まれており、うまい具合に男子が好きそうなバトルに仕上がっています。
結果、これまでのテレビシリーズのストーリーをまったく知らなくても楽しむことができました。いや〜、面白かった!もちろん、過去の話を知っていればより楽しむことができるでしょうね。コウジの作る料理のレシピ名が元素記号の覚え歌みたいに長くてヤバかった。
4DX版『劇場版 KING OF PRISM by PrettyRhythm』は2016年6月18日(土)より公開です!お近くの4DX上映劇場でどうぞ。
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(取材・文:アスカ)
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