どれが一番!?実話ベースの最恐ホラー映画7選!!

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 Photo via Visualhunt.com


夏といえば怖い話。怖い映画といえばホラー映画。日本では下火ではありますが、一定のファンがあり少量ながらも公開されているホラー映画。大半が創作ですが、中には実話ベースのホラー映画があります。今回はそんな驚くべきホラー映画をご紹介いたします。

現在公開中『死霊館 エンフィールド事件』


死霊館 エンフィールド事件 ポスター

(C)2016 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC ALL RIGHTS RESERVED


バチカンが唯一認めた心霊研究家のウォーレン夫婦が、これまでで一番ポルターガイスト現象がすごかったという実話をベースした映画です。

映画では、この家で死んだ人の幽霊が、新しい住人を追い出そうとしていろいろ動かします。しかも中盤以降はそれだけでなく、幽霊そものが現れ、襲い掛かってきます。しかも隣の家まで。ベースとなる部分はきっと主人公たちが引っ越してきた家だけなんでしょうけどね……。

スタッフロール中には実際に体験した人たちの写真や、教会の調査で実際に撮影されたポルターガイスト発生中の写真などが流れてきます。

ウォーレン夫婦が語る最恐話『死霊館』


死霊館(字幕版)


上記の前作にあたる作品。これも家にまつわる悪霊のお話。過去40年間の心霊事件の中でもっとも邪悪な話と言われております。

映画として、こちらの方はなかなか幽霊がでてきません。しかし見せ方がほんとに上手くて、演出と役者の演技だけで見事に観客を怖がらせています。 この映画の優れているところはまさにそこで、視覚的恐怖に頼らず見事に恐怖を感じさせてくれます。まぁ中盤以降は幽霊が襲ってくるわけですけどね。

スタッフロールに実際の体験者の写真が映し出されるのは、この作品からのお約束。ちなみに末っ子役には『インターステラー』で話題となった美少女マッケンジー・フォイちゃんがでています。

ちなみにタイトルの『死霊館』とはウォーレン夫妻が事件に関わるアイテムを保管している家のことだそうです。

惨劇の館こと『悪魔の棲む家』


悪魔の棲む家 [DVD]


ホラー好きなら一度は耳にしたことがあるでしょう。この映画が実話だということを。アミティヴィルで実際に起こった話だそうです。ちなみにこの実際の事件には、上記のウォーレン夫妻も調査にいったそうで、『エンフィールド事件』の冒頭でもこの家の調査を行ってます。

この作品にはウォーレン夫妻はでてこず、あくまで家に引っ越してきた家族だけで解決します。

映画の見所はなんといっても、もう一つの主役「家」の表情です。「家に表情なんかあるわけないでしょ」と思われるかもしれませんが、角度や照明の当て方、室内の電気のなどで見事に、家の表情を表現しております。

ちなみに同作は1979年と2005年のリメイク作があります。両方見比べてみるのも面白いでしょう。昔と最近の演出や技法の違いなども楽しめます。さらに、2005年版の方にはクロエ・グレース・モレッツォもでていたり。

シリアルキラー、エド・ゲインがモデル『悪魔のいけにえ』


悪魔のいけにえ 公開40周年記念版(字幕版)


最近では『テキサスチェーンソー』というタイトルでリブートされているので、こちらの方がわかりやすいかもしれませんが。

主人公(?)レザーフェイスが被っている人の皮を使ったマスクや死体を飾る、死体からアクセサリーを作るなどは、エド・ゲインが実際にやっていたことなのです。
映画は彼の住処に立ち寄った若者たちが次々血祭りにあげられるスプラッター映画として人気を博しました。

映画と現実の違いはというと、エド・ゲインは単独犯ですが、映画では殺人一家という属性が追加されており、レザーフェイスだけでなく全員凶悪なのです。面白いのは一般的に「チェーンソーといえばジェイソン」と思われているようですが、実はジェイソンはチェーンソーを使ったことがなく、チェーンソーを武器にするのは同作のレザーフェイスなのです。この記事を読んだ方は、ジェイソンのチェーンソー使用は間違いと教えてあげてくださいね(笑)。

悪魔払いの正当性を裁判に『エミリー・ローズ』


エミリー・ローズ ノーカット版 [DVD]


科学の範疇ではない悪魔払い。こういうものを裁判で裁けるのか?そう思われる方も多いかもしれませんが、この裁判も実際にあり、それを元に映画化したのがこちら。名前などは変わっておりますが、このタイトルに「実話」や「元ネタ」を入れて検索するとでてきます。

中盤まで悪魔憑きや悪魔払いを入れつつ、終盤は裁判で人間ドラマをしっかり見てくれます。もちろんホラー描写はありますが、結構軽めなのでホラーは苦手という人でも見やすく、人間ドラマにがっつりと引き込まれることかと思います。

元祖オカルトホラー『エクソシスト』


エクソシスト ディレクターズカット版 (字幕版)


もう定番すぎるホラー映画ですね。少年に悪魔が憑いた事件を映画化したものです。映画化にあたり少年を少女に変更しております。

自分も大好きな映画で、ドキュメタンリータッチの見せ方が面白いです。多少ショッキングシーンもあるのですが、やはり魅力はストリーテリングと演出でしょう。だんだん悪魔に侵食されていく主人公や、何をやっても一向に状態を改善できない医者たちなどなど恐怖の煽り方が秀逸な作品です。

また新たなショッキングシーンを加えた「ディレクターズカット版」や「完全版」なども現在は出回っておりますので、オリジナルとの違いを楽しむことができます。一押しのホラー映画なので、まだ見てない方はこの機会にぜひ。

悪夢に殺される?『エルム街の悪夢』


エルム街の悪夢 [DVD]


これは実話というよりインスパイアに近く、夢の中で殺人鬼に襲われるという話ではなく、悪夢が原因で死んだという事件を元。そこからフレディとう殺人鬼を創作しています。ただ、実際に夢の中でできた傷が起きたらできていたという実例や、悪夢が怖すぎて朝起きたら髪が真っ白になっていたという話もありますので完全に創作ともいいきれない?

それにしても……悪夢で死ぬというのはどれほど恐ろしい夢を見たんでしょうね。

映画の方は殺人鬼フレディ・クルーガーがあの手この手と夢の中で大暴れするのですが、作品を重ねるごとにだんだんコミカルになっていくところが魅力。最終的にはジェイソンと戦ったり……。

まだまだあるかも実話ホラー映画


今回は有名どころをご紹介いたしましたが、まだまだあるかもしれません。おそらく邦画でも実際あった話を扱っている映画があることでしょう。有名なところでは『四谷怪談』なんかそうですね。うだるような暑さが続いているので、ホラー映画を見て涼しくなりませんか~?

創作だと思っていたのが、実際あった、と思うとまた違った怖さが感じられます。

(文:波江智)

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