インタビュー

2016年08月22日

大友監督、織田梨沙の決め手は「覚悟とミステリアスぶり」、『秘密』舞台挨拶レポート!

大友監督、織田梨沙の決め手は「覚悟とミステリアスぶり」、『秘密』舞台挨拶レポート!

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2016年8月6日(土)から全国ロードショー中の『秘密 THE TOP SECRET』の公開記念舞台挨拶が8月21日(日)に都内で開催され織田梨沙と大友啓史監督が登壇しました。

本作は死んだ人の脳をスキャン、記憶を映像化して難事件を捜査する警視庁の特別機関「第九」の捜査官たちが、迷宮入り事件の真犯人を捜すミステリーエンタテイメント作品。この日は劇場に来場した観客と『秘密』公式ツイッターに寄せられた質問を時間のある限り答えていくというトーク形式のイベントなりました。

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本作が劇場用映画初出演、ミステリアスな魅力で「第九」捜査員を翻弄する露口絹子役を演じた織田は白いワンピースで登壇。

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「こんにちは、初めまして織田梨沙です。(拍手起きて)ありがとうございます。ふふふ。」と満面の笑みで冒頭の挨拶。

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大友監督は「織田梨沙さんは劇中と違って、こういうキャラでいつもモジモジするですけど、今日のテーマはモジモジしないっていうのがテーマだよね?」と劇中イメージとは全く違う織田をフォローしました。

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今作で体当たりの演技を見せた織田。ツイッターからの質問で「この演技はうまく出来たというシーンはありますか?」との問いに「う〜ん、自分的は…ない…と思います…。あの、自分なりには努力しましたけど、やっぱり演技って難しいなって。」とモジモジ回答。

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織田の演技の良かったところを聞かれた大友監督は「絹子っていう存在って結構難しくって、この世の者ならざぬムードって大事だと思っていて、簡単に分かられちゃ困るなって時になんかミステリアスで良かったんですよね。分かんないんだよね、この人(笑)」と掴めきれない織田の性格を分析すると織田自身も「友達にも「変人」とか「不思議ちゃん」とか、なんか変わり者って言われます(笑)」と明かし、会場を沸かせる場面も。

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会場からの「織田さんは演技が初めてでオーディションで選ばれたとお聞きしましたが、織田さんを選んだ決め手ってなんですか?」との問いに大友監督は「決め手はこのミステリーぶり。でもオーディションで芝居するとガラッと変わりますからね。実を言うと、そうそうたる女優陣がオーディションに来たんです。名前が出ている人たちもいっぱい来たんですけど、この絹子って言う少女をやる時にある種、匿名性だったりとか、僕らの分からない存在であって欲しいというのがあって。劇中見てもらうと分かりますが、本当にいろんな意味で覚悟して絹子という役にトライしてくれて、そこが僕が選んだ基準じゃないかと。その覚悟はオーディションと時から伝わってきてましたからね。」と劇場用映画初出演で難しい役どころを演じた織田の起用理由を披露しました。

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また「織田さんに対して特別な演出はありましたか?」との問いには大友監督は「織田さんはこういうキャラクターなので、多分これからいろんな現場を経ていろんな技術も磨いていくだろうと。だから今の織田さんでしか撮れないことっていうのを撮りたいと思いました。だから上手くなって欲しくなかったと言うか、演技の訓練しときますかってマネジメントから言ってきても、止めてくれって言ってたんです。あんまり演じるということに自覚的になりすぎちゃうと面白くないな〜と思っていて。むしろ、それよりも彼女のミステリアスな雰囲気そのままでどういう風に等身大でぶつかってくるかっていうとこを楽しみにしていたんで、細かいことは言ってないと思いますね。」と撮影時のエピソードを明かしました。

映画『秘密 THE TOP SECRET』は現在、全国ロードショー中です。
http://himitsu-movie.jp/

https://www.youtube.com/embed/IddUF8zpDVE

(取材・文:東京散歩ぽ 中川マナブ)

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