松山ケンイチ主演『聖の青春』主題歌に秦基博!新予告映像も解禁
松山ケンイチ主演、映画『聖の青春』の主題歌が、秦基博の書き下ろし曲となったことが明らかとなり、併せて新たな予告映像ならびに新ビジュアルが到着した。
映画『聖の青春』主題歌に秦基博!新予告も解禁
1994年、大阪。路上に倒れていたひとりの青年が、通りかかった男の手を借りて関西将棋会館の対局室に向かっていく――。彼の名は村山聖(松山ケンイチ)。現在七段、“西の怪童”と呼ばれる新世代のプロ棋士だ。聖は幼少時より「ネフローゼ」という腎臓の難病を患っており、無理のきかない自らの重い身体と闘いながら、将棋界最高峰のタイトル「名人」を目指して快進撃を続けてきた。そんな聖の前に立ちはだかったのは、将棋界に旋風を巻き起こしていた同世代の天才棋士・羽生善治(東出昌大)。すでに新名人となっていた羽生との初めての対局で、聖は必死に食らいついたものの、結局負かされてしまう。「先生。僕、東京行きます」どうしても羽生の側で将棋を指したいと思った聖は上京を希望し、相談を持ちかける。先生とは「冴えんなあ」が口癖の師匠・森信雄(リリー・フランキー)だ。体調に問題を抱える聖の上京を家族や仲間は反対したが、将棋に人生の全てを懸けてきた聖を心底理解している森は、彼の背中を押した――
映画『聖の青春』は、羽生善治と「東の羽生、西の村山」と並び称されながら、29歳にして亡くなった実在の棋士・村山聖の一生を描いた、大崎善生の同名小説を映画化する作品。病と闘いながら将棋に全人生を賭け、全力で駆け抜けた“怪童”の一生を、師弟愛、家族愛、ライバルたちとの友情を通して描く感動のノンフィクションエンタテインメント。
主人公・村山聖を演じるのは、俳優・松山ケンイチ。かつてない驚異的な役作りで精神面、肉体面の両方から村山聖にアプローチし熱演する。そして、羽生善治を演じるのは東出昌大。今なお棋界の頂点で活躍する実在の人物という難しい役どころを、徹底した役づくりで見事に演じる。
そのほか、リリー・フランキー、竹下景子、染谷将太、安田顕、柄本時生、北見敏之、筒井道隆ら豪華キャスト陣が脇を固める。メガホンをとるのは『宇宙兄弟』『ひゃくはち』の森義隆監督。
秦基博
このたび本作の主題歌が、今秋でデビュー10周年を迎える秦基博が本作のために書き下ろした「終わりのない空」に決定したことがあきらかとなった。シネマズには、秦基博ならびに森義隆監督らのコメントも到着している。
秦基博
主題歌のお話を頂き、村山聖さんという稀代の棋士のストーリーということで気合いが入りました。
曲作りは5月頃から。完成直前の映像を拝見し、将棋を通した魂のぶつかり合い、聖の、病気という困難に直面しながらも、名人という夢に突き進んでゆくその姿に感動をおぼえました。エンドロールに流れることをイメージしながらまず曲を、そしてアレンジを考えていきました。ちょうどツアーで全国を回っている時期だったので、その移動中に原作を読み進めながら歌詞の構想を練っていきました。サビには聖のその瞬間、瞬間にいのちを燃やし、全身全霊ぶつかっていくさま、そして、彼が手記に遺した「人間は悲しみ、苦しむために生まれた。それが人間の宿命であり、幸せだ。」という言葉から汲み取った想いを込めています。映画とともにこの「終わりのない空」を受け取って頂けたら嬉しいです。
森義隆監督
また一人、村山聖の生き方に魅せられ、その才能を『聖の青春』に注ぎ込んでくれた仲間が増えました。秦さんは今回、その美しくやさしい歌声で、誰もが限りある人生を生きていることの刹那、そしてその現実の前でのわれわれの無力さ、そして、それでも生きることのなかにある希望を歌いあげてくれました。このエンディングテーマを通して、村山聖の短い人生の物語は、映画を観てくれたみなさん自身の人生の物語と重なり合っていくんだなぁ、と。感慨です。
大崎善生/原作者
考えてみればはじまりは森信雄と私。いつも二人きりで白黒の画像の中にいた。二人で村山君の物語をいったいどのくらい語り合ったろうか。いつの間にかそれが画像になりカラーになり多くの人たちが私たちの世界に色と光をもたらしてくれた。そしてついにはこんなに美しい音楽までが抽出された。まるで何かを絞り出したような清らかなメロディーが、この世界に生まれ落ちた。
野副亮子プロデューサー(KADOKAWA)
村山聖の太く短い一生は、没後20年近く経った今でも色褪せることなく語り継がれ、私たちの日常に、生きていることの素晴らしさを注ぎ込んでくれます。秦さんの歌声の中に、まさに「今」を生きる人々の日常に寄り添い、日々を尊ぶエールのようなパワーを感じ、主題歌をお願いしました。結果、村山聖が残してくれたものを、力強く感じられる、感涙必至のエンディングになりました。是非ご期待ください。
また併せて到着した予告映像は、村山聖(松山ケンイチ)の師匠・森信雄(リリー・フランキー)が「さっき村山くん亡くなりました」と電話で話すシーンからはじまり、“西の怪童”と呼ばれた天才棋士が、短くも全力で駆け抜けた聖の生き様が、秦基博の主題歌「終わりのない空」とともに紡がれたものとなっている。
映画『聖の青春』は2016年11月19日(土)より、丸の内ピカデリー・新宿ピカデリー他全国公開。
(C)2016「聖の青春」製作委員会
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