母親がドラッグ中毒だった―映画『ムーンライト』バリー・ジェンキンス監督

現在公開中の映画『ムーンライト』より、バリー・ジェンキンス監督のインタビュー映像が到着した。

映画『ムーンライト』バリー・ジェンキンス監督インタビュー映像解禁


名前はシャロン、あだ名はリトル。内気な性格で、学校ではいじめっ子たちから標的にされる日々のなか、同級生のケヴィンだけが唯一の友達だった。高校生になってもそんな日々は続いていたある日の夜、月明かりが輝く浜辺で、シャロンとケヴィンは初めてお互いの心に触れる……しかし、ある裏切りに遭い2人は別々の道へと進む。そして、大人になり再会した2人。静かに語り合うなか、どんなに時が流れても忘れられずにいた想いが募る――

ムーンライト



映画『ムーンライト』は、自分の居場所を探し求める主人公の姿を、色彩豊かな映像美と情緒的な音楽と共に3つの時代で綴る愛の物語。人種、年齢、セクシュアリティを越えた普遍的な感情を描き、第74回ゴールデン・グローブ賞では作品賞(ドラマ部門)、第89回アカデミー賞では作品賞・脚色賞・助演男優賞の3部門受賞、さらにタイム誌、NYタイムズ紙、LAタイムズ紙などが「2016年ベスト1ムービー」に先取するなど、現在大きなムーブメントとなっている。

監督・脚本はバリー・ジェンキンス、エグゼクティブプロデューサーをブラッド・ピットがをつとめる。

本作のメガホンをとったバリー・ジェンキンス監督のインタビュー映像が、シネマズに到着した。

ムーンライト バリー・ジェンキンス


(C)写真:AP/アフロ

映像では、バリー・ジェンキンス監督が「もともとは、原作者のタレル・マクレイニーが戯曲として書き始めたものなんだ。実はタレルと僕の生い立ちはとても似通っていて、住んでいた地区も学校も同じだった。そして、2人とも母親がドラッグ中毒だったんだ」と原作との運命的な出会いについて振り返る。

さらに、キャストの中で唯一、3部全て主人公の母親役として出演し、アカデミー賞助演女優賞にノミネートされたナオミ・ハリスについて「映画全体の要のようなものが必要だったからポーラには3部とも出てもらった。彼女は物語の“芯”のような存在だった」と語っている。また、主人公をつとめた3人にお互いの“面会”を禁止した話など、様々な裏話を聞かせてくれている。

映画『ムーンライト』は、現在公開中。



(C)2016 A24 Distribution, LLC

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