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パルバース監督、吉岡里帆に「若き日のオードリーを思い出した」
パルバース監督、吉岡里帆に「若き日のオードリーを思い出した」
ロジャー・パルバース初監督作品、日豪合作映画『STAR SAND -星砂物語-』の予告映像が解禁となった。
映画『STAR SAND -星砂物語-』予告解禁
1945年の沖縄。戦火から遠く離れた小島に渡り暮らし始めた16歳の少女・洋海(織田梨沙)は、洞窟で日本軍とアメリカ軍からの脱走兵、隆康(満島真之介)とボブ(ブランドン・マクレランド)に出会う。隆康とボブ、そして彼らの世話を焼く洋海の間には、不思議な関係が築かれてゆく。ある日、戦いで脚を負傷し、除隊を余儀なくされた隆康の兄・一(三浦貴大)が、養生のために洞窟にやって来るが、それは悲劇の幕開けだった──2016年、東京。大学生の志保(吉岡里帆)は、卒業論文のために教授から一冊の日記を手渡される。それは、戦時中に沖縄の小島で暮らしていた少女のものだった。志保は日記を読み、そこに封印されていた過去の出来事にわれ知らず迫ってゆく――
映画『STAR SAND -星砂物語-』は、小説「星砂物語」を、原作者であるロジャー・パルバース自身が映画化する作品。ロジャー・パルバースは72歳にして本作で映画初監督に挑戦し、1945年の戦時中に戦うことを拒否した“卑怯者”の脱走兵である日本兵と米兵、そして彼らを見つめる少女の姿を描く。
主人公の少女・洋海を演じるのは『秘密 THE TOP SECRET』の織田梨沙。そして2016年の現代部分の主人公・志保を「カルテット」の吉岡里帆が演じる。さらに、脱走した日本兵・隆康を満島真之介、隆康とともに脱走した米兵・ボブをブランドン・マクレランドが演じるほか、三浦貴大、寺島しのぶ、渡辺真起子、石橋蓮司、緑魔子、ダンカン・ハミルトン、近谷浩二、沼田康弘らが脇を固める。
主題曲を担当するのは、ロジャー・パルバース監督が助監督として参加した『戦場のメリークリスマス』以来交流が続いているという坂本龍一。
解禁となった予告映像では、「殺さないことは、臆病だった。戦わないことは、卑怯だった。平和を願うことは、危険だった。」という言葉から始まる印象的な映像となっている。
また、このたびの解禁に併せて、吉岡里帆ならびにロジャー・パルバース監督からのコメントがシネマズに到着している。
吉岡里帆/志保役
「STAR SAND -星砂物語-」で志保役を演じさせて頂きました、吉岡里帆です。
初めて海外の監督とセッション出来た今作。
価値観や歴史観、国境を越えて考えさせられる部分が多々ありました。
ロジャー・パルバース監督が長年平和を願い温めてきたこの物語は
戦時中声にならない叫びを押し殺してきた方々の伝えるべき断片なのだと撮影しながら感じました。
私は現代パートを担っていましたので、戦時中のシーンには参加しておりませんが完成作品を見て、
どうして平和を願う事が許されなかったのか、どうして罪の無い人達がこんなに苦しまなければならなかったのか、、、
改めて戦争に対しての疑問と反感を抱きました。
他国と共存し平和を願う日本で、この映画が公開される事にはとても意味があると思っています。
どうか皆様に監督の想いが届きますように。
ロジャー・パルバース監督
『STAR SAND -星砂物語-』の現代部分の主人公・現代っ子の志保役は、決して易しくない。70年程前の1945年頃の戦争物語を語る日記を読み、ドンドンその真相を追求していく。それがいつの間にか、自分の物語となってくる。
吉岡里帆は、見事にその二つの物語を身体と心の中に吸収し、わたしの想像を越えたような人物像も作り上げた。
彼女のボディーランゲージを見、ニュアンスに満ちたせりふの語り方を聞き、いきなり若き日のオードリー・ヘップバーンのことを思い出した。
わたしは、里帆さんがこれからきっと、日本と外国の銀幕の世界を一世風靡する、と確信している。
映画『STAR SAND -星砂物語-』は、2017年6月21日(水)より沖縄・桜坂劇場にて先行上映、8月4日(金)より東京・ユーロライブにて公開ほか順次ロードショー。
(C)2017 The STAR SAND Team
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