あの俳優もかつてはヒーロー!『侍戦隊シンケンジャー』【篠宮暁の特撮辞典・第1回】
シリーズ33作目にして初のサムライモチーフ『侍戦隊シンケンジャー』(2009-2010)
殿と家臣4人の戦隊。殿は屋敷にいる時は上座であぐら、筆型の変身アイテムで漢字書いて変身、その際黒子がのぼり旗を持って登場、変身後マスクには漢字が張り付く、のちに現れる6人目の戦士の変身アイテムはシャリにネタをのせる、スシチェンジャー。
これだけ聞くと、バリバリのコメディかと思われるでしょうがストーリーはかなり真面目。
そしてなんと言っても、超絶面白い! 「シンケンジャー」以外の面白いと言われてる作品でも、何話かはダレてしまう回があったりするんですが、「シンケンジャー」全49話、1話たりとも面白さが落ちる回がない! それどころか後半にかけての盛り上がりがハンパない!
一気に殿の虜に!
というのも、主人公の殿というのが、300年前の江戸時代から代々「シンケンレッド」として、外道衆という敵から人々を守ってきた志葉家の18代目当主でして、現代にもなって殿と家臣という関係に違和感を持ったり、代々続いてる外道衆と闘う宿命は自分だけが背負えばいい、なんて言ってたりするんですが、実はとんでもない秘密を抱えてたんです!
それが後半にドーンと明らかになるんです!
ここで一気に「シンケンジャー」の虜、いや殿の虜になるんです!
「最終回なんて来ないでよ! ずっとシンケンジャー続けてよ!」
当時こう思った方、相当多かったはず!
レッドには松坂桃李
そしてそして、この殿こと「シンケンレッド」志葉丈瑠(しば たける)を演じたのが、なんとこの作品で俳優デビューした松坂桃李さんなんです!
デビューしたてとは思えない演技力、当時から完成されてた涼しい顔。殿の虜になってしまったせいで「シンケンジャー」が終わった後も、松坂桃李さんの出てる作品は全部見てしまう。
いけないとはわかっていても、違う役をされてる松坂さんに殿の片鱗を探してしまう。
そして我が息子にトノという名前をつけてしまう。
さあ、みなさんも殿の虜になってみてはいかがでしょうか。僕も芸名変えよかな。
ドドスコスコスコ ドドスコスコスコ ドドスコスコスコ ラブ注入!
どーもー、殿しんごでーす!
(文:オジンオズボーン・篠宮暁)
※この記事は、WEBサイト「WB」にて以前連載していたものを、再編集したものです
【オジンオズボーン・篠宮暁の“特撮”向上委員会】も連載中!
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