菅田&桐谷、歌でもタッグ!ビートたけし「浅草キッド」をカバー
芥川賞受賞作・又吉直樹の同名小説を、菅田将暉&桐谷健太のW主演、板尾創路監督で映画化する『火花』の主題歌が、主演の2人が唄うビートたけしの名曲「浅草キッド」になったことが明らかになった。併せて2人による主題歌入りの最新予告が公開された。
映画『火花』主題歌は主演2人による「浅草キッド」に
若手コンビ「スパークス」としてデビューするも、まったく芽が出ないお笑い芸人の徳永(菅田将暉)は、営業先の熱海の花火大会で4歳上の先輩芸人・神谷(桐谷健太)と出会う。神谷は「あほんだら」というコンビで常識の枠からはみ出た漫才を披露。それに魅了され、徳永は神谷に「弟子にしてください」と申し出る。神谷はそれを了承し「俺の伝記を書いて欲しい」と頼む。その日から徳永は神谷との日々をノートに書き綴ることに。その後徳永は、拠点を大阪から東京に移した神谷と再会。毎日のように芸の議論を交わし、神谷の同棲相手である真樹(木村文乃)とも仲良くなり、仕事はほぼないが才能を磨き合う充実した日々を送るように。しかし、いつしか2人の間にわずかな意識の違いが生まれ始める――
映画『火花』は、第153回芥川賞を受賞したお笑いコンビ・ピースの又吉直樹の初純文学を映画化する作品。夢を持って身を投じるも、結果を出せず底辺でくすぶっている青年と、強い信念を持った先輩芸人が、葛藤しながら歩み続ける青春物語を描く。
まったく芽が出ない若手お笑い芸人・徳永役に菅田将暉、徳永の師匠となり、強い信念によって”真の笑い”を追求する先輩芸人・神谷を桐谷健太がW主演で演じるほか、木村文乃、2丁拳銃・川谷修士、三浦誠己、加藤諒が脇を固める。メガホンをとるのは、お笑いコンビ・130Rとしても活動する板尾創路監督。
このたび本作の主題歌が、菅田将暉と桐谷健太の2人が歌う「浅草キッド」に決定したことが明らかとなった。
同楽曲は、いつか売れる日を夢見てもがく若手芸人の気持ちを綴ったビートたけしの名曲で、映画のラストを飾りたいという板尾創路監督たっての希望にて2人によるカバーが決定した。菅田は『キセキ -あの日のソビト-』のグリーンボーイズやソロ歌手としての活動、桐谷は2人の共演CMの楽曲「海の声」で第67回NHK紅白歌合戦に出場するなど、ともにミュージシャンとしての活動でも注目を集める2人だけに、夢のタッグともいえる組み合わせが実現した。
8月下旬に行われたレコーディングでは、劇中の神谷と徳永のように、桐谷が菅田をリードしながら2人で何度もテイクを重ね丁寧に歌い上げられたとのこと。今回の情報解禁にあわせて2人が歌う主題歌が流れる最新の予告編も解禁、さらに主演の2人ならびに板尾監督からのコメントがシネマズに到着している。
菅田将暉/徳永役
桐谷さんと2人で歌えることに加えて、楽曲も「浅草キッド」ということでなんて贅沢なんだと思うとともにすごくワクワクしました。撮影が終わってしばらく経ちましたけど、二人で向かい合ってのレコーディングで、その時の情熱や、徳永と神谷の関係性を思い出して熱い気持ちになれました。歌詞の中にある「いつか売れると信じてた…」という箇所は、芸人さんはもちろん、我々にも通じる部分があるフレーズだと思います。エンドロールで流れる僕らの主題歌を楽しみにしていただければと思います。」
桐谷健太/神谷役
ビートたけしさんの名曲を歌うと聞いて本当に嬉しかったです。関西人の二人が、東京の芸人さんの歌を歌うというのも感慨深いです。2人同時のレコーディングでは最後に気持ちが本当に乗ってきて、向かい側で歌う将暉もいい感じの顔になっていくのをずっと見ていました(笑)ビートたけしさんが作られた曲なので自分の持っているものを全部出しきって飛び込んでいきました。一緒に歌っているとどんどん流れができていく感じなので、一曲通して楽しんでいただきたいです。
板尾創路監督
2年前に火花を監督する事が決まった時から頭の中に「浅草キッド」が既にあって、この曲有りきで脚本を作りました。各方面、関係者の皆様の御理解と御協力で何とか成立しました。この楽曲をエンドに使う事で、東西の芸人の世界が繋がり、より大きなテーマを持った作品になりました。エンドロールが終り、劇場客席の照明が明るくなる2時間1分まで演出できたと確信しております。
映画『火花』は、2017年11月23日(木・祝)より、全国東宝系にてロードショー。
(C)2017「火花」製作委員会
無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。
無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。