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2018年02月04日

ついに「キュウレンジャー」最終回!その功績をオジンオズボーン篠宮暁が勝手に讃える

ついに「キュウレンジャー」最終回!その功績をオジンオズボーン篠宮暁が勝手に讃える

宇宙戦隊キュウレンジャー THE MOVIE ゲース・インダベーの逆襲



■オジンオズボーンオジンオズボーン・篠宮暁の“特撮”向上委員会

『宇宙戦隊キュウレンジャー』がついに最終回。

一年間ありがとうございました。

特撮作品の最終回を経験するのは、これで何度目でしょうか。

毎年、この時期は複雑な気分です。

一年間生活に密着していたスーパー戦隊が終わる寂しさと、次の作品への期待感で感情が大きく動きます。

「キュウレンジャー」は、息子がようやく変身アイテムで遊べるようになったり、キュウレンジャー公演で「Gロッソ」デビューしたりと、思い出深いスーパー戦隊となりました。

そんな「キュウレンジャー」はスーパー戦隊シリーズで僕が好きな部分である、マンネリさせないためのチャレンジを果敢にしていった作品でした。

そこで、この作品がスーパー戦隊史に遺してくれた功績を、今からここで勝手に讃えさせていただきたいと思います。

宇宙戦隊キュウレンジャー 全曲集



まずはやはり、メンバーを9人からスタートさせた点でしょう。通常は5人、少なくて3人、追加戦士を入れて6人が長年のセオリーといったところ。

『獣電戦隊キョウリュウジャー』で10人になったとはいえ、メインはやはりキョウリュウゴールドを入れた6人でした。そんな、決まりきっていたともいえる常識を大胆に破った偉業は、最も讃えるべきトピックスかと思われます。

憂うことと言えば、時間が足りなかったこと。『秘密戦隊ゴレンジャー』のように、放送期間が2年間だったならば、ガルやスパーダたちもさらに魅力的なキャラになったんではないでしょうか。

通常、スーパー戦隊シリーズの放送期間は1年間と言うのが、ここ40年間くらい変わってないですし、それを変えて欲しいとも思いませんが、今回9人でスタートするというスーパー戦隊ファンの固定概念を破壊した一撃によって、いずれ1年間で終わらないスーパー戦隊も出てくるんではないか、という可能性を生んだ気がするのは僕だけでしょうか。

新戦隊の『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』というワクワクしかないスーパー戦隊も、「キュウレンジャー」が壁を壊してくれたからこそのスーパー戦隊だと、僕は思っております。

宇宙戦隊キュウレンジャー Episode of スティンガー イッカクジュウキュータマ版(初回生産限定) [Blu-ray]



次は「Episode of スティンガー」という作品の広げ方です。

仮面ライダーでは頻繁に用いられるスピンオフをスーパー戦隊に、しかもTV放送期間中に発表し、スティンガーを掘り下げることによって、本編をさらに面白いものにしてくれました。

個人的なワガママを言えば、ほかの全てのキャラクターのスピンオフが見たい。放送期間を延長して更にドラマを掘り下げるのは、かなりハードルが高そうですがスピンオフならば…

いや、これはこれで高いやん。

何本出さないとあかんのよ。

独り言です。すみません。

最も讃えたいのは、スケールのデカさ。

宇宙全体を舞台にするということで、表現が大変かと思われましたが、お見事。

まったくチープに見えませんでした。

地球が主戦場にならないというのも、すでに敵に支配されているというのも、今までのスーパー戦隊作品にはなかった設定で素晴らしかったです。

すでに地球が悪の手に堕ちている、という作品を「キュウレンジャー」をキッカケに、もっと作っていただけたらうれしいです。

from Episode of スティンガー 宇宙戦隊キュウレンジャー ハイスクールウォーズ



大きく言うとこの3つなんですが、スティンガーVSスコルピオ編やチャンプが破壊されたシーン、時計キュータマで過去に行く一連、オリオン号破壊からのオリオンバトラー発進、そして僕が最も好きなナーガが復活し、バランスとの絆が深まったエピソードなど、思い返せば胸が熱くなるシーンがたくさんありました。

来週から始まる「ルパンレンジャーVSパトレンジャー」も過去作品のスピリッツを引き継いで、果敢にチャレンジしていただき、スーパー戦隊史にさらなる爪痕を残してくれることを期待しております。

(文:オジンオズボーン・篠宮暁)

【オジンオズボーン・篠宮暁の“特撮”向上委員会】
第38回:新スーパー戦隊に驚き!どうなる!?「ルパンレンジャーVSパトレンジャー」
第37回:10年ぶりに「仮面ライダー」にカムバックした、あの男に注目!
第36回:スーパー戦隊で大活躍!戌年にちなんで犬モチーフのキャラクターを紹介

以前の記事はこちらから

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