2018年06月14日

「モンテ・クリスト伯」最終回だけでも楽しめる徹底解説!気になる人物は?

「モンテ・クリスト伯」最終回だけでも楽しめる徹底解説!気になる人物は?



 (c)フジテレビ



本日最終回を迎える「モンテ・クリスト伯ー華麗なる復讐ー」。今夜は9時から2時間スペシャルです。

ディーン・フジオカさん演じるモンテ・クリスト・真海が最後にどんな行動を取るのか、真海を取り巻く人々はどんな結末を迎えるのか今から放送が楽しみです。

全体的にシリアスなトーンながら、素早い展開で飽きさせないどころか、真海の復讐劇にどんどん引き込まれてしまった人も多いはず。

最終回を迎えるのは寂しいですが、あらすじを予習しながら「モンテ・クリスト伯」の重要な登場人物をおさらいしたいと思います。

第9話(最終話)のあらすじ


南条幸男(大倉忠義)、神楽清(新井浩文)、入間公平(高橋克典)へのモンテ・クリスト・真海(ディーン・フジオカ)の復讐は、彼らの家族たちも巻き込みながら結末を迎えようとしていた。

真海が守尾信一朗(高杉真宙)に渡した薬を飲んだ未蘭(岸井ゆきの)は未だに昏睡したままで面会謝絶。信一朗は入間からも促され、真海の別荘を尋ねる。詰め寄る信一朗に、真海はもうすぐ死んでつぐなうと詫びた。

未蘭を排除した瑛理奈(山口紗弥加)は、いよいよ貞吉(伊武雅刀)を殺害しようとする。だが、そこに入間が帰ってきてしまう。すると貞吉は眼で話があると入間に合図。入間と2人きりになった貞吉は、真海が残していったボードを使って会話を始める。

倉庫に閉じ込められた神楽は、国有地売却の件で議員と自分に闇献金疑惑がかけられ東京地検特捜部が操作に動いたことを知る。そこに天野満(柳俊太郎)が手下を連れて現れた。天野は神楽に拷問を始めるが、それはかつて紫門暖(ディーン・フジオカ)が受けたような過酷なものだった。

幸男とすみれ(山本美月)は真海に会いに行こうとしていた。だが、その途中、愛梨(桜井ユキ)から明日花(鎌田英怜奈)と一緒にいると連絡が入る。自分に恨みを持つ愛梨と娘が一緒だと知った幸男は、すみれを帰して独りで真海に会いに行くことに。

その頃、真海は入間と会っていた。真海は入間に留美(稲盛いずみ)と安藤完治(葉山奨之)が一緒に逃げていると教える。

公式HPより


見逃せない登場人物の動きをおさらい


このドラマは登場人物が多いうえ、それぞれが主要人物と言えるほどストーリーに大きな影響を与えています。

今回は、最終回で結末が描かれるであろう気になる人物をピックアップしました。





愛梨(桜井ユキ) × 真海(ディーン・フジオカ)


前回8話のラストシーンで不穏な空気を漂わせていたのが、愛梨と真海です。愛梨は、俳優である幸男と、料理研究家のすみれのマネジャーをしながら、真海の復讐を手伝う裏の顔を持っています。

しかし、愛梨は真海の指示通りに動かなかったため、一時お役御免に。愛梨は幼少期、幸男に両親を殺されたという大きな傷を抱えていることがわかっており、その復讐を企てていたのでした。

付かず、離れずだった愛梨と真海。ふたりは協力して最後まで復讐をやり遂げるのか、それとも別の結末が待っているのか気になります。

さらに愛梨と、幸男やすみれとの関係はどうなるのかも見逃せません。


貞吉(伊武雅刀) × 真海



8話で貞吉と真海が会話する場面がありました。そのとき貞吉が真海に、未蘭に危険が迫っていることを伝えていましたが、そもそもふたりの関係は何でしょうか。

投資家である真海と、元世界的ファンドの代表である貞吉が知り合いであっても不思議ではありませんが、何か他にもつながりがありそうです。

貞吉から未蘭に危険が迫っていることを教えられ、真海はそれを防ぐ手段として信一朗に解毒剤と思われる薬を持たせました。真海は過去に信一朗に助けられたことがあるため、未蘭を救う手助けをしたのだと思わせましたが・・・。

信一朗が未蘭にその薬を飲ませると、意識を失い病院に運ばれてしまいます。
未蘭には何の罪もありませんが、未蘭の父親はかつて真海を陥れた公平。真海の復讐の手が及ぶ可能性はあります。

真海と貞吉の関係によって、どんな展開が待っているのか変わってきそうですね。


瑛理奈(山口紗弥加) × 公平(高橋克典)



瑛理奈は専業主婦として警視庁に務める夫・公平を全面的に支えていると思いきや、恐ろしい存在でした。

公平は前妻を亡くしていますが、その犯人が瑛理奈であるとわかっています。不審死にも関わらず、公平自身の立場が揺らぐことを恐れて警察に届け出ないままにしていました。

公平は、瑛理奈の素性にいつ気づくのでしょうか。あるいは、娘の未蘭も前妻と同じような症状で病院に運ばれたことで、実は真相に気がついているのかもしれません。

もし瑛理奈の犯行に気づいているとしたら、今まで夫婦関係を続けてきた理由も気になります。

いずれにしても公平は世間体を第一に考えているタイプであることは間違いありません。死の危険が迫る娘を前に、体裁を崩してでも未蘭を守ることはあるのでしょうか。


留美(稲森いずみ) × 安藤完治(葉山奨之)



いびつな愛の形を見せているのが、神楽清(新井浩文)の妻・留美と完治のカップルです。カップルといっても、本来は血のつながった親子なのですが。
留美は完治が自分の息子であることに気づいて、清に対して強気でお金を要求したりと大胆な行動に出ましたが、完治はいまだに留美が自分の母親だと知りません。

そのうえ完治は、かつて清や幸男(大倉忠義)と仲間だった寺門(渋川清彦)を殺しています。現場に居合わせた留美が上手くごまかし、現在は警察から逃げているところです。
また完治は、闇金業者で借金をしたことで、その返済のために天野(柳俊太郎)からも追われています。

完治や留美は警察に捕まるのか、あるいは完治の実の父親で、警視庁に務める公平の力を借りることになるのか、気になるポイントがたくさんあります。

留美には、母親として正しい判断をしてほしいところです。


信一朗(高杉真宙) × 未蘭(岸井ゆきの)



この二人には本当に良い結末が欲しい!

復讐に復讐を重ねるようなストーリーの中で、唯一爽やかで純粋に楽しませてくれたのが、信一朗と未蘭のふたりでした。ふたりが少しずつ気持ちを寄せていく様子は見ていて微笑ましかったです。

ところが第8話で一転。信一朗は、真海によって未蘭の命が狙われていることを知り、実際に目の前で倒れてしまった未蘭を見て、解毒剤と思しき薬を飲ませたのですが、意識を失ってしまいました。

未蘭が運ばれた先の病院で「後遺症が残るかも」と医師は話していましたが、どうやらこの医師も真海とつながっている様子。真海は、あえて薬を飲ませることで、未蘭を瑛理奈から遠ざけることが本当の目的だったのだと、期待を持ちたいものです。

そしてやっぱり最後には、信一朗と未蘭の笑顔がみたいですね。


すみれ(山本美月) × 暖(ディーン)



このドラマは、女性陣も強烈なキャラクターが多いですが、ヒロインと言えるのは山本美月さん演じるすみれでしょう。

暖が姿を消したあと、すみれを支えた幸男と結婚しましたが、その幸男が暖を牢獄へ追いやった一人だということを知ってしまいました。おしどり夫婦とも言われていたふたりに亀裂が入り、第8話では、幸男を殺すようにと真海に頼まれたすみれに、形勢逆転して幸男がすみれに襲いかかる場面も。

何より、初めて真海が現れたとき、誰よりも早く真海の正体が暖であると気づいたのはすみれでした。
幸男との夫婦関係を壊したのは真海ですが、すみれは未だに暖のことを想っているようにも受け取れます。

いち視聴者として可能ならばもう一度、真海とすみれが結ばれて欲しいという気持ちもありますが、真海は復讐を重ね、罪を重ねています。ふたりの関係において、どんな結末が待っているのでしょうか。


今夜は9時から! 2時間スペシャルの最終回!


こうして振り返ってみても、それぞれのキャラクターに謎が多く残っていて、今夜の最終回が待ち遠しいです。

ここまで生易しい展開を見せず、とことん人を恨み、復讐する様子を描いてきた「モンテ・クリスト伯」。今期もっとも挑戦的なドラマと言っても良いでしょう。

救いようのないこの物語は現実では考えにくいものの、罪のない人が不遇な立場に追いやられ、お金や肩書きばかりが気になる大人たちにはどこかリアリティーがあります。

今夜の最終回は2時間スペシャル。本日は9時からの放送となりますので、時間をお間違えなく!

(文:kamito努)

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