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2018年08月30日

『判決、ふたつの希望』ほか“男同士の熱き戦い”を描いた見逃せない作品3選

『判決、ふたつの希望』ほか“男同士の熱き戦い”を描いた見逃せない作品3選



PHOTO© TESSALIT PRODUCTIONS–ROUGE INTERNATIONAL



8月31日(金)より公開される、第90回アカデミー賞外国語映画賞ノミネート、ジアド・ドゥエイリ監督作『判決、ふたつの希望』。ふたりの男性の間に起きた些細な口論が、ある侮辱的な言動をきっかけに裁判沙汰となり、国家を揺るがす騒乱にまで発展する......。残暑厳しいこの夏の終わりに、本作をはじめ《男同士の熱き戦い》を描いた作品が続々公開。本作と併せて楽しめる作品をピックアップした。

『判決、ふたつの希望』(2018年8月31日公開)




© 2017 TESSALIT PRODUCTIONS – ROUGE INTERNATIONAL – EZEKIEL FILMS – SCOPE PICTURES – DOURI FILMS



【ふたりの男のささいな口論が国を揺るがす法廷争いに―彼らが見つけた新たな一歩に世界が震えた感動作】
住宅の補修作業を行っていたパレスチナ人のヤーセルと、キリスト教徒のレバノン人男性トニーが、アパートのバルコニーからの水漏れをめぐって諍いを起こす。このとき両者の間に起きたある侮辱的な言動をきっかけに対立は法廷へ持ち込まれる。やがて両者の弁護士が激烈な論戦を繰り広げるなか、この裁判に飛びついたメディアが両陣営の衝突を大々的に報じたことから裁判は巨大な政治問題となり、“ささいな口論”から始まった小さな事件はレバノン全土を震撼させる騒乱へと発展していくのだった……。

『ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男』(2018年8月31日公開)




© AB Svensk Filmindustri 2017


【1980年、ウィンブルドン決勝戦。テニス史に刻まれる伝説の試合。そこには、誰も知らない《感動のドラマ》があった。】
1976年に20歳の若さで、テニスの聖地ウィンブルドンで初優勝を果たし、その彫刻のように美しいヴィジュアルと神がかったプレイで、テニスに興味のなかった人々さえも虜にしたビヨン・ボルグ。快進撃は続き、ウィンブルドンで4連覇を達成したボルグは、コンピューターのように冷静沈着なその立ち居振る舞いから“氷の男”と呼ばれ、絶対王者として君臨していた。そんなボルグの5連覇を阻止するべく現れたのが、類稀なる才能を持ちながら、納得のいかない判定に怒り狂って審判に野犬の如くかみつき、“悪童”とバッシングされたジョン・マッケンローだ。1980年、エレガントなプリンスとワイルドな野生児が、ウィンブルドン決勝戦でぶつかり合う。彼らが自らの人生のすべてを注ぎ込んだ3時間55分の名勝負と、そこに至るまでに少年時代から精神と肉体を極限にまで鍛えてきた驚愕の道のりの映画化が実現。

『検察側の罪人』(2018年8月24日公開)




(C)2018 TOHO/JStorm


【互いの正義を賭けて対立する二人の検事。彼らの戦いに、待ち受けていた決着とは——。】
都内で発生した殺人事件。犯人は不明。事件を担当する検察官は、東京地検刑事部のエリート検事・最上と、刑事部に配属されてきた駆け出しの検事・沖野。最上は複数いる被疑者の中から、一人の男に狙いを定め、執拗に追い詰めていく。その男・松倉は、過去に時効を迎えてしまった未解決殺人事件の重要参考人であった人物だ。最上を師と仰ぐ沖野は、被疑者に自白させるべく取り調べに力を入れるのだが、松倉は犯行を否認し続け、一向に手応えが得られない。やがて沖野は、最上の捜査方針に疑問を持ち始める。「最上さんは、松倉を、犯人に仕立て上げようとしているのではないか?」......。

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