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2018年12月13日

『ヴィクトリア女王 最期の秘密』フリアーズ監督作にハズレなし!大女優とのタッグでヒット作続々

『ヴィクトリア女王 最期の秘密』フリアーズ監督作にハズレなし!大女優とのタッグでヒット作続々



©2017 FOCUS FEATURES LLC.



主演ジュディ・デンチ×スティーヴン・フリアーズ監督最新作『ヴィクトリア女王 最期の秘密』が、2019年1月25日(金)より Bunkamura ル・シネマほか全国公開される。

1887年、ヴィクトリア女王即位50周年記念式典。記念金貨の贈呈役に選ばれた若者アブドゥルは、英領インドからイギリスへとやってくる。最愛の夫と従僕を亡くし、長年心を閉ざしてきたヴィクトリア。そんな彼女が心を許したのは、王室のしきたりを無視し、真っ直ぐに自分へ微笑みかけてくるアブドゥルだった。身分も年齢をも超えた強い絆で結ばれていく二人だったが、周囲はそんな “君主と従者”の関係に猛反対。英国王室を揺るがす大騒動へと発展していく――。息子エドワード7世により、歴史から消された驚きの。一世紀もの時を経て、女王の晩年を輝かせた感動の秘密が明かされる。

来年生誕200年を迎える、女王ヴィクトリア。その名を知らぬ者はいない程の、著名な歴史上の人物だ。そんな彼女の一世紀も眠っていた知られざる物語を描くには「重厚さの中にもウィットな富んだユーモア」が求められた。そこで白羽の矢が立ったのは、歴史的荘厳さと軽やかさが両立する作品を、数多く手掛けてきたフリアーズ監督だっだ。本作では、フリアーズ監督を筆頭に、『リトル・ダンサー』『戦火の馬』などを手掛けるヒットメイカー、リー・ホールが脚本を手掛け、トム・フーパー監督との数々のタッグを組み、『英国王のスピーチ』ではアカデミー賞撮影賞にノミネートされたダニー・コーエンが撮影監督を担った。

さらには『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』に続き、本作でもアカデミー賞衣装デザイン賞にノミネートされた衣装を、フリアーズ監督と長年タッグを組むコンソラータ・ボイルが手掛けた。さらに、これら完璧の布陣に、駄目押しといわんばかりの、トーマス・ニューマンの音楽が彩る。監督の確かな手腕に花を添える、一流のスタッフが集結し作り上げた、息を呑む程の映像美を見逃す手はどこにもない。



©2017 FOCUS FEATURES LLC.



名優ダニエル・デイ=ルイスの出世作となった『マイ・ビューティフル・ランドレッド』、『危険な関係』、そして先日、若手人気女優のゾーイ・クラヴィッツ主演でリメイクも発表された『ハイ・フィデリティ』など、数々の名作を生み出し映画賞レースも常連の名匠フリアーズ監督。作品の質は然ることながら、女優にも数々の冠を授けるフリアーズの手腕に、大女優からの熱いオファーが絶えない。

今年度のアカデミー賞では、キャンペーン・ガール風に登場するサプライズがあったヘレン・ミレン。長年アカデミー賞、ゴールデン・グローブ賞、英国アカデミー賞など名だたる賞にノミネートされてきたミレンだったが、彼女のキャリアを確立させたのは、紛れもなくフリアーズ監督作『クィーン』だ。ダイアナ元皇太子妃の事故死を巡って窮地に陥るエリザベス女王を見事演じ切り、同年の賞レースを席巻。アカデミー賞授賞式では「オスカーを獲得した喜びを監督たちと共有したい」とフリアーズへ感謝の思いを述べた。

『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』では、こちらも大女優、メリル・ストリープを起用。実在した社交界の大物でありながら、苦悩に満ちた“音痴の歌姫”を演じた。同作への参加についてストリープは「スティーヴンが電話してきて『史上最悪のオペラ歌手の役をやってほしい』と言われた時は大喜びしたわね。ずっと彼と一緒に仕事をしたいと思っていたの。※1」とフリアーズとのタッグを熱望していたことを明かした。同作で、ストリープがアカデミー賞にノミネートされた。

そして『ヴィクトリア女王 最期の秘密』でジュディ・デンチとは『ヘンダーソン夫人の贈り物』『あなたを抱きしめる日まで』と続く三度目のタッグ。前2作の作品もデンチの演技は 高く評価され、アカデミー賞主演女優賞にノミネート。デンチの監督への信頼は厚く「スティーブンは人として大好き。彼と仕事する時はすべてをゆだねます。私たちは言葉にせずとも心が通じる仲なの」と語る。フリアーズ自身もデンチを“素晴らしい女優”だと、相思相愛。さらには彼女の「いたずら好きで破壊的な性格」も本作のヴィクトリアにそっくりだったという。そんなユーモアたっぷりに演じたデンチは本作でゴールデン・グローブ賞にノミネート。

また、フリアーズ監督は第60回カンヌ国際映画祭で審査委員長を務め、その年は、河瀨直美監督作『殯の森』が同年の審査員 特別大賞「グランプリ」を受賞した。2020年東京オリンピックの公式記録映画の指揮監督にも決定した河瀨監督。このグランプリは彼女のキャリアを決定づける重要な賞となり、フリアーズ監督の若き才能を見抜く確かな審美眼も証明した。

『ヴィクトリア女王 最期の秘密』は、役者、スタッフが持つ才能を余すことなく引きだしてきたフリアーズ監督の真骨頂と言えるだろう。

※1『マダム・フローレンス!夢見るふたり』公式サイトより抜粋

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