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『ラ・ヨローナ ~泣く女~』いい子にしてないとヨローナが来るよ!語り継がれる呪われた怪談とは?
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『ラ・ヨローナ ~泣く女~』いい子にしてないとヨローナが来るよ!語り継がれる呪われた怪談とは?
『死霊館』シリーズを世に贈り出したホラーの天才ジェームズ・ワンが新たな恐怖で世界を震撼させる『ラ・ヨローナ ~泣く女~』が5月10日より全国公開される。
本作のベースとなったメキシコの怪談「ヨローナ」とは?
「いい子にしてないと○○が来るよ!」幼いころ親に言われた経験はないだろうか?○○の部分にはそれぞれの郷土色が色濃く出るようだが、メキシコをはじめチリなどラテンアメリカの広い地域で○○に当てはまるのが「ヨローナ(泣く女)」。本作のベースとなった怪談・ヨローナとは一体どんな話なのか?
ヨローナはメキシコ発祥の、古くから伝わる怪談。その諸説ある出自の一つが “あるスペイン人と美しい現地の女性が恋に落ち、家族全員の反対にも関わらず、2人はと逢瀬を重ね続けた。スペイン人は貴族の身分だったため、身分の差から秘密の関係が続いていたが、周囲の反対を押し切り美しい子供を授かるまでに。この幸せは永遠ものかと思われた矢先、男は妻を捨て裕福なスペイン人女性と結婚。裏切られた元妻は、嫉妬に狂って正気を失った結果、裏切った夫がこの世で一番愛した子供を川で溺死させた。我に返った彼女は、子供を失った川で自殺する。その怨念が亡霊となり、殺してしまった子供を探してすすり泣きながら今も彷徨い歩く…”というもの。
なんと!ヨローナの曲も存在
メキシコでは知らない人はいないほど有名な「哀しきヨローナ」という、ヨローナの話が元となった曲までも存在。この曲は『リメンバー・ミー』(2017)では唯一の既存楽曲として使用されたほどのメキシコ人の心の一曲。ヨローナはメキシコでは死者の日が近くなると必ず話題にされ、現代でも目撃情報が度々......日本で置き換えると、過去に社会現象を巻き起こした「口裂け女」の存在に近いのかもしれない。
本作で本格的に日本上陸を果たす「ヨローナ(泣く女)」。日本時間3月16日に開催されたSXSW 2019でのファーストスクリーニングでは「『死霊館』ユニバースの作品と同様に、友達と一緒に絶叫アトラクションに乗るような恐怖体験を味わうことのできる、ジェットコースターホラーだ!」と評されるなど、注目が集まっている。水のある所に現れる泣く女。劇場のトイレにもご用心を…。
ストーリー
1970年代のロサンゼルス。不可解な死を遂げた子供の母親が、不吉な警告を発する。しかし、それを無視したソーシャルワーカーのアンナ(リンダ・カデリーニ)と彼女の子供たちは、ほどなくしてある女の”泣き声”を聞いてしまう―。その日を境に数々の恐ろしい現象に襲われることとなった家族は、教会に助けを求めるが、そこで語られたのは、呪われたすすり泣く女”ヨローナ”の存在だった―。ヨローナはプールやバスタブ、トイレであろうが、水のある所に現れる。果たして家族は逃げ場のない恐怖から逃れることはできるのか―。
公開情報
『ラ・ヨローナ ~泣く女~』
2019年5月10日公開
監督:マイケル・チャベス 製作:ジェームズ・ワン『死霊館』シリーズ、ゲイリー・ドーベルマン『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』
出演:リンダ・カデリーニ、レイモンド・クルツ、パトリシア・ベラスケス、ショーン・パトリック・トーマス、ジェイニー=リン・キンチェン、ローマン・クリストウ ほか
配給:ワーナー・ブラザース映画 宣伝:スキップ
公式サイト:lloronamovie.jp #泣く女
2019年/アメリカ/カラー/93分/デジタル/英語/映倫区分G
原題:The Curse of La Llorona
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