大人気SFアクションシリーズ7年ぶりの待望の最新作として世界中から熱い期待が寄せられている『メン・イン・ブラック：インターナショナル』。そんな本作への大いなる期待に応える才能として抜擢されたのが、F・ゲイリー・グレイ監督。

名前を聞いてすぐに代表作を思い浮かべられる日本のファンは決して多くはないであろう人物ながら、『ミニミニ大作戦』(2013)、『完全なる報復』(2009)、『ストレイト・アウタ・コンプトン』(2015)といったタイトルを聞くと確かな手腕を証明するような人気作が並ぶラインナップで、昨年には『ワイルド・スピード』シリーズの第8作目、『ワイルド・スピード ICE BREAK』（2017）の監督も務め大ヒット。新たなスタートを切るMIBに、新たな才能として加わったF・ゲイリー・グレイのキャリアを徹底解剖する。

音楽・アクション映画を多数監督！実力確かなフィルモグラフィー！

ニューヨーク生まれ、ロサンゼルス育ちのF・ゲイリー・グレイ監督は、アフリカ系アメリカ人をメインターゲットにした放送局ブラック・エンターテインメント・テレビジョンでキャリアをスタートさせ、ヒップホップやラップ系のミュージックビデオを多数制作。1995年、ラッパーのアイス・キューブが脚本・主演を務めた『Friday』（日本未公開）で映画監督デビューを果たすと、銀行強盗を目論んだ黒人女性四人組のクライムストーリー『SET IT OFF　セット・イット・オフ』（1997）、サミュエル・Ｌ・ジャクソン、ケヴィン・スペイシー共演で、無実を訴えるべく人質犯となった人質交渉人と、彼が指定した人質交渉人の駆け引きを大がかりなアクションを交えてサスペンスタッチに描いた傑作『交渉人』(1998)など、次々とクライムアクション作品を手掛け高評価を獲得。

TVシリーズへの挑戦を経たあと、ミニ・クーパーを使った金塊奪取計画を描いた伝説的カーアクションのリメイク版『ミニミニ大作戦』 (2003)がカルト的な人気を博すと、エルモア・レナード原作、ジョン・トラボルタ主演で、音楽業界を舞台に裏社会の住人の巻き起こす騒動を描いた『Be Cool／ビー・クール』(2005)など、得意分野を切り開きながら着実にキャリアを積み重ねてきた。

伝記映画、ハリウッド超大作でも歴史的記録を残すヒットメーカー！『MIB』最新作に新しい風を吹かす予感！

数々の音楽・アクション映画で定評を得たF・ゲイリー・グレイ監督の転機作となったのは、初監督作品『Friday』で主演を務めたラッパー、アイス・キューブがかつて所属していたヒップホップグループ「N.W.A.」の顛末を描いた伝記的作品『ストレイト・アウタ・コンプトン』(2015)。若きアイス・キューブ役を彼の実の息子であるオシェア・ジャクソン.Ｊｒが演じ話題となった本作は当時、音楽伝記映画として歴代1位の興行収入を達成。




遂にトップレベルのフィルムメイカーとしてブレイクすると、世界的大ヒット・カーアクションシリーズの第8作目、『ワイルド・スピード ICE BREAK』（2017）の監督に大抜擢。劇中の登場人物たちに負けず劣らない熱狂に”ファミリー”とも称されるワイスピファンからも熱く迎え入れられたこの作品はインターナショナル興収12億ドルという歴史的偉業となる大ヒットを叩き出した。

今後の活躍を渇望されるこの男が、大人気SFアクションシリーズ『MIB』に新しい風を吹き込むことで、果たしてどんな進化を見せてくれるのか！？来月の公開に期待したい。

公開情報

■『メン・イン・ブラック：インターナショナル』（原題：MEN IN BLACK INTERNATIONAL）
■全米公開：2019年6月14日
■監督：Ｆ・ゲイリー・グレイ（『ワイルド・スピード ICE BREAK』）
■公式サイト：http://MenInBlack.jp
■公式Twitter：https://twitter.com/MenInBlackJP
■公式Facebook：https://www.facebook.com/MenInBlackJP/
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