特撮向上委員会
仮面ライダー&スーパー戦隊の夏映画が発表!胸熱展開の歴代作品タイムスリップ回をフィーチャー
仮面ライダー&スーパー戦隊の夏映画が発表!胸熱展開の歴代作品タイムスリップ回をフィーチャー
■オジンオズボーンオジンオズボーン・篠宮暁の“特撮”向上委員会
ついにタイトルと内容が発表された今年の夏映画。
『騎士竜戦隊リュウソウジャー THE MOVE タイムスリップ!恐竜パニック!!』
と
『劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer』
“Over Quartzer”ってタイトル最高ですね。
『仮面ライダービルド』の“Be the one”もそうでしたが、主題歌タイトルがそのまま作品名になるとグッとくるものがあります。
そして注目すべきは「リュウソウジャー」のタイトルのタイムスリップの文字。
「ジオウ」でもタイムスリップ、「リュウソウジャー」でもタイムスリップ。
これは熱い夏になりそうです。
実は僕、タイムスリップというフレーズで白飯3杯いけるほどタイムスリップが好きなんです。
小説なら、
赤川次郎『地下鉄(メトロ)に乗って』
東野圭吾『時生』
乾くるみ『リピート』
重松清『流星ワゴン』
漫画は
かわぐちかいじ『僕はビートルズ 沈黙の艦隊』
村上もとか『JIN』
映画はもちろん
『バックトゥザフューチャー』
『タイムマシン』
記憶に新しい、『アベンジャーズ エンドゲーム』
アニメは、
『のび太の日本誕生』
『時をかける少女』
『魔法少女まどか マギカ』
そしてそして、特撮はというと現在放送中の「ジオウ」、デンライナーで過去を駆け巡った『仮面ライダー電王』、1000年先という途方もない未来を見事ストーリーに絡ませた『未来戦隊タイムレンジャー』。
「電王」と「タイムレンジャー」は傑作中の傑作に挙げるファンも多く、両作品でメインライターを務められた小林靖子さんを神と崇める人も少なくありません。
上記の作品は作品の軸にタイムスリップを用いていますが、テーマは異なるものの単発でタイムスリップを用いる特撮作品もしばしばあります。
最近ですと『宇宙戦隊キュウレンジャー』。
過去にいったオリオン号がボロボロに朽ちて発見されるシーンなどはまさにタイムスリップならではの見せ方ですし、過去に戻ってドンアルマゲを倒すも現代の歴史が全く変わっていないという絶望感も楽しんで見させてもらいました。
『海賊戦隊ゴーカイジャー』は「タイムレンジャー」回でタイムスリップをしています。
この回では、「タイムレンジャー」最終回以降のドモンとホナミちゃんの様子を知ることができます。
大きくなった息子の写真を見ながら「俺に似てハンサムじゃねーか」とつぶやくドモンのシーンは涙腺崩壊間違いなし、「ゴーカイジャー」屈指の名エピソードとなってます。
『天装戦隊ゴセイジャー』では、アラタがメンバーと知り合う前の天の塔が破壊される直前にタイムスリップ。
メンバーとの絆を深めていない感じを見事に演じきり、そこから再び絆を深める胸アツな展開を見せてくれました。
他のメンバーが髪型をしっかりと当時の髪型に戻していたのがとても印象的でした。
『鳥人戦隊ジェットマン』26話では、原始時代までタイムスリップ。
雷太が香そっくりの原始人、リーカと恋物語を繰り広げるのですが、現代の雷太が報われないこともあって一概にコメディ回とは言えないものがあります。
『超新星フラッシュマン』では、フラッシュマン達が20年前エイリアンに拉致された真相を探りに時村博士がタイムマシンで過去に戻るのですが、東京オリンピックの映像を使った幻想的な当時ならではのシーンを堪能することができます。
『光戦隊マスクマン』ではレッドマスク・タケルの少年時代に戻ってますし、『超獣戦隊ライブマン』では2003年から丈に会いに1988年にやってくる回がありました。
この2003年の描写がかなり未来的に描かれてるんですが、当時5歳で見ていた僕には2003という数字が遥か未来に感じられて衝撃を受けたのを覚えています。
この辺りは3年連続でタイムスリップのエピソードが作られており、ここまでを全部含めてみて改めて特撮とタイムスリップは親和性が高いということがわかります。
今年の夏映画はどんなタイムスリップを見せてくれるのか。今からもうワクワクが止まりません。
(文:篠宮暁)
【オジンオズボーン・篠宮暁の“特撮”向上委員会】
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