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『アラジン』ディズニー実写最高傑作になった「5つ」の理由!



5:物語のアレンジも素晴らしい!
実写映画オリジナルキャラの侍女が重要な役割を果たしていた!


これまで書いてきたように、映画としてのビジュアルや監督の采配、キャスティング、楽曲のクオリティまで最高レベルに高められています。加えて、ディズニーアニメ版からの“物語”のアレンジも素晴らしかったこともお伝えしなければならないでしょう!

ネタバレのない範囲で挙げられる、ディズニーアニメ版からの大きな変更点の筆頭と言えるのが、“実写映画オリジナルキャラクターの侍女がいること”でしょう。彼女は王妃であるジャスミンの唯一の親友でもあり、気兼ねく助言もくれるという親しみやすさを備えていて、この2人が結婚観や恋愛について語り合う様はそれだけで微笑ましく観られるのです。この侍女の存在は「男性だけに(結婚することで)将来が左右されてしまう」ことへの危うさを指摘しているようでもありますし、侍女の助言があってこそジャスミンが主体的に決断や行動をしていくことの説得力が増しているとも言えます。

また、ジャスミンはディズニーアニメ版において「(トラのラジャー以外には)本当の友達だっていないわ」と口にしたこともありました。そのため、今回の実写映画で彼女に親友となるキャラを創造してくれたことそのものにも嬉しくなるのです。この侍女には他にも重要な役割が用意されており、それにも大きな感動を覚えるのですが、ネタバレになるので秘密にしておきましょう!ちなみに侍女を演じたナシム・ペドラドはテレビ番組のサタデー・ナイト・ライブでの出演でも知られるコメディエンヌであり、そちらでのパロディコントでジャスミン役を演じたこともあるそうですよ。他にも、ディズニーアニメ版では臣下となる人物が悪役のジャファーの他はほとんど登場しなかったのですが、今回は男性の臣下も新たに登場させ、彼にもやはり重要な役割を担わせており、実写映画として違和感のないような工夫もされているのです。



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さらに素晴らしいのは、ファンタジーの物語でありながら「ランプの魔人に願いを叶えてもらってオールオッケー」なんてことが全くない、魔法やファンタジー要素が最終的な解決になっていないということです。ディズニーアニメ版からあった「魔法ではなく登場人物がもともと持っていた力と行動で望むものを手にいれる」という尊い要素が、実写映画という現実により近い手法で作られたこと、ジャスミンが担う“役割”のとある変更点もあって、さらに強固に感じられるようになっていたこと……その点においても、今回の実写映画化およびリメイクの意義が確かにあったと思えたのです。それは、昨今のディズニー映画『アナと雪の女王』や『シンデレラ』(2015年)に通ずる「ありのままの自分を見てもらう(ありのままに愛する人を見る)」というメッセージにもつながっていました。

さらに、ディズニーアニメ版とは違う“物語の始まり”を告げるオープニングも後で重要な意味を持つようになっていたり、ラストのラストのあのシーンでも涙が出そうになるなど……もう、ディズニーアニメ版からのアレンジは隅から隅まで賞賛することだらけ!子供の頃にディズニーアニメ版を観たことがあるというオトナにとっても、新鮮な感動があることでしょう。

最後に余談ですが、“王妃とその親友の侍女”という関係性は、ディズニーのアニメ映画『塔の上のラプンツェル』のスピンオフ作品『ラプンツェル あたらしい冒険』および『ラプンツェル ザ・シリーズ』でも描かれていたりもします。こちらに登場する“カサンドラ”というキャラは頼りになる上に、王妃のラプンツェルに気兼ねなく助言をくれる親友でもあるという、やはり今回の『アラジン』の侍女と似た関係のキャラクターになっていました。実写映画版『アラジン』で「王妃と侍女の関係…尊い…最高…」となった方は、動画配信サービス“ディズニーデラックス”で配信中のこちらもぜひチェックしてみてください!

(文:ヒナタカ)

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