映画コラム

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2020年02月29日

『1917 命をかけた伝令』のレビュー|カメラワークと音楽が芝居をさらなる高みに引き上げた1作

『1917 命をかけた伝令』のレビュー|カメラワークと音楽が芝居をさらなる高みに引き上げた1作

■橋本淳の「おこがまシネマ」

どうも、橋本淳です。

52回目の更新、今回もどうぞよろしくお願いします。

さて、私はといえば現在、渋谷シアターコクーンで上演している舞台『泣くロミオと怒るジュリエット』という舞台に出演しています。鄭義信さんが手がけたオリジナルの作品の中を、必死こいて生きている毎日。

コメディでありながらも、やはり悲劇。緊張感を劇場中に響き渡らせキープする難しさを感じます。大人数でのシーンもあり、そこではやはりチームプレーの大切さが重要になってきます。

ある一人を見せる場面では、他の誰かが違う空気を纏ってしまうだけで壊れてしまうし、息遣い、手の動き、重心の移動など些細なことでその緊張感が削がれてしまう。客席に緊張感を伝えるには、それ相応の難しさがあります。(その逆ももちろん)それが上手くいったときには、この上ない幸福と、それに派生し集中力が高まり、また違ったステージにいけるのです。

と、それをキープする難しさを日々体験しております。

今回こちらの映画を観たせいで、そんなことをふと思ってしまったのかもしれません。

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