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親子のつながりに涙する映画3選|面倒で疎ましいでも嫌いにはなれない…
親子のつながりに涙する映画3選|面倒で疎ましいでも嫌いにはなれない…
アルコールに溺れる父を持った作者・菊池真理子の実体験に基づくコミックエッセイを原作とした、『酔うと化け物になる父がつらい』が新宿武蔵野館ほかにて全国公開されている。
メガホンを取った片桐健滋監督は本作を制作するにあたり、父親のアルコールの問題というより、家族間での“アルコールが原因のディスコミュニケ―ション”を描くことを意識したそう。本作のように、時に疎ましかったり、面倒だったり……でも決して嫌いにはなれない。そんな家族の絆を描いた作品をまとめて紹介する。
『酔うと化け物になる父がつらい』3月6日より公開中
©菊池真理子/秋田書店 ©2019 映画「酔うと化け物になる父がつらい」製作委員会
出演:松本穂香 渋川清彦 今泉佑唯 ともさかりえ
監督:片桐健滋
ストーリー
普段は無口で小心者なのに、酔うと“化け物”になる父と、新興宗教にハマる母。一風変わった家庭で育った主人公のサキは、“化け物“のおかしな行動に悩まされ、徐々に自分の気持ちに蓋をして過ごすようになる。自分とは正反対で明るく活発な妹や、学生時代からの親友に支えられ、家族の崩壊を漫画として笑い話に昇華しながらなんとか日々を生きるサキ。そんなある日、アルコールに溺れる父に病気が見つかってしまう-。知っているようで、何も知らなかった父のこと。サキが伝えたかった、本当の気持ちとは?
『湯を沸かすほどの熱い愛』2016年
出演:宮沢りえ 杉咲花 オダギリジョー ほか
監督:中野量太
ストーリー
夫が突然家出をし、家族経営の銭湯、幸の湯は休業状態。しかし、双葉は持ち前の明るさと強さで娘を育てている。そんなある日、双葉はパート先で急に倒れ、精密検査の結果、末期ガンを告知され突然の余命宣告を受けてしまう。だが気丈な彼女は残された時間を使い、“絶対にやっておくべき事”を決め、突然家出した夫を連れ帰り休業中の銭湯を再開させたり、気が優しすぎる娘を独り立ちさせるなど、奮闘する。
『オカンの嫁入り』2010年
出演:宮崎あおい 大竹しのぶ 桐谷健太 ほか
監督:呉美保
ストーリー
陽子と月子は長年、母一人子一人で支え合い、大阪の下町で暮らしていた。ある晩、酔っ払った陽子は若い金髪の男を連れて帰宅し「この人と結婚することにしたから」と宣言。突然のことに困惑した月子は、母に裏切られたという思いから陽子にも研二にも素直に心を開けず、家を飛び出し隣に住む大家のところに居候する。しかし、少しずつ陽子の事情を知っていく。
「家族に電話しようかな」と感じる、あたたかい作品たちに、涙があふれること間違いなしだ。
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