ドラマ「ここは今から倫理です。」第1話 感想&あらすじ|山田裕貴の「高柳先生」再現度の高さに拍手!
山田裕貴が主演するドラマ「ここは今から倫理です。」が2021年1月16日23時30分に放送開始。山田演じるミステリアスな倫理教師が、悩める高校生のさまざまな問題に立ち向かっていくドラマだ。
「ここは今から倫理です。」第1話あらすじ
高柳(山田裕貴)はミステリアスで風変わりな倫理教師。逢沢いち子(茅島みずき)は校内での男友達との情事をとがめられたことをきっかけに高柳に心惹かれる。そして男友達との心ない性交を拒絶したいち子に、高柳は愛と教養についてのマックス・シェーラーの言葉を贈る。いち子に真剣に向き合う高柳に感化された谷口恭一(池田優斗)は自分の様ないじめられっ子を救う“いい先生”になりたいと高柳に告げる。しかし高柳の答えは…第1話感想
いや~、山田裕貴が本当にすばらしかったです……原作漫画を一部読んだことがあるのですが、高柳先生の雰囲気を実写でどういう感じに演じるのかなと思って初回を待っておりました。表情・声色・目つき、完璧に高柳先生ですごくよかったですね……
特に、いち子(茅島みずき)を無理やり襲おうとした男子生徒に殴られてにらんだ顔のすごみ、ずっと無表情だったのに、1話の最後に谷口恭一(池田優斗)にタバコを吸い始めた理由「喫煙ルームに入り浸っていた先生と一度おしゃべりしたかったんです」と言った瞬間だけ見せた笑顔に引き込まれました。また笑っているところを見たいと思ってしまう。
彼が演じてきた役の中で「HiGH&LOW」シリーズの村山が好きなんですが、高柳先生は結構対極ですよね(いいやつなところは一緒だけど)。演じる本人感を残しつつ役を演じる俳優さんもいいけれど、山田裕貴は役ごとに生まれ変わっている感じがする。憑依型俳優っていうのは彼みたいな人のことを言うのだなとあらためて感じました。
彼は舞台「TRUMP」でいつか死ねることを願う不老不死のティーチャー・クラウスという役を演じていたのですが、授業中に死と生について黒板に書きながら話しているところを見て勝手にグッときました。素晴らしい作品なので、山田裕貴がお好きな方はぜひチェックしていただきたい!
また今回は校内でセックスをしていた女子生徒とのやり取りで直接的な表現や花魁などの性風俗について触れているシーンがあり「このセリフ、TVで放送して大丈夫なのだろうか」と気になっていましたが、原作のニュアンスを変えないようにしつつ、放送するために問題のない言葉に変えてあって、制作陣のアレンジ力が秀逸だなとと思いました。気になった方は原作漫画もチェックしてみてください。
高柳に「残念ながら私は教養がある女性がタイプです」と言われたいち子がペン字を練習したり本を読んだりして供用を身に着けていく姿、見ていて何だか泣きそうになってしまう。
高柳がいち子に贈ったマックス・シェーラーの言葉
「愛こそ 貧しい知識から豊かな知識への 架け橋である」
も心に残ります。
冒頭の谷口恭一(池田優斗)が先生たちのダメポイントをツッコミまくるシーン、あるあるで笑ってしまいました。
自分が学生のときにこんな先生に習いたかったなと思わせてくれる作品、次回からの授業も楽しみです!
「ここは今から倫理です。」概要
20代を中心に異例の人気を誇る雨瀬シオリの異色の学園コミック「ここは今から倫理です。」を実写ドラマ化。日々価値観が揺さぶられ続けるこの世界で、新時代のあるべき「倫理」を問う。誰も見たことの無い本気の学園ドラマ。原作
雨瀬シオリ「ここは今から倫理です。」
出演
山田裕貴
茅島みずき
池田優斗
渡邉蒼
池田朱那
川野快晴
浦上晟周
吉柳咲良
板垣李光人
犬飼直紀
杉田雷麟
中田青渚
ほか
脚本
高羽彩
音楽
梅林太郎
制作統括
尾崎裕和
管原浩
プロデューサー
倉崎憲
演出
渡辺哲也
小野見知
大野陽平
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