ネットフリックス『Sweet Home -俺と世界の絶望-』レビュー|引きこもり高校生が戦うサバイバルホラー。見どころは?
どうも、橋本淳です。
73回目の更新、今回もどうぞよろしくお願い致します。
わたくしは、年末年始を跨いだ舞台が終わり、いくつかの映像作品の現場に入っております。
各台本に向かい、勉強しなければならないのですが、やはり映画やドラマを観る時間は削れません。心の安定のためだけではなく、まったく別ジャンルのものから、今の自分の仕事のヒントが、ふと浮かんだりするから面白いものです。
必死に向き合うことも大切ですが、時には、すっと道を外れて、思うままに散策するのも大事ですね。
人との交流が絶たれた今、侘しくなる心を少しでも豊かにせねばと、ゆるだらと過ごす中にもスパイスをいれます。
皆さまはどうお過ごしですか?
疲れたら立ち止まってもいいんです。助けを求めてもいいんです。手を大きく振ったら、きっと誰かが、暖かな手を差し伸べてくれるはず。綺麗事だと思いますが、信じることが初めの一歩なのだと思います。
それぞれができることは小さいですが、それを合わせればきっと大きな力になるはず。
わたしは、エンタメを届けたりすることしか出来ませんが、いまはそれを必死にやっていきたいと思います。この場では、文字のみの表現ですが、少しでも届けば幸いです。
硬い導入ですが、、そんな今回は、
クリーチャーたっぷりの、笑
こちらの作品をご紹介!
『Sweet Home -俺と世界の絶望-』
引きこもりの高校生ヒョンス(ソン・ガン)は、事故で家族を全員亡くしてしまった。独りになったヒョンスはアパートに越してくるが、引きこもる生活は変わらず、さらには死ぬことばかり考えていた。屋上から飛び降りようとするが、住人に「ここで死ぬのはやめてくれない?」と、止められその場を後にする。
そしてある日、隣の住人が、助けてくれとヒョンスの家のドアを叩く。戸惑うヒョンス、明らかに住人の様子がおかしいのだ。モニター付きのインターホンで受け答えするが、その住人の姿がみるみる変わっていく。急に鼻から血を流し、怪物のような姿に成り果てた。何かに感染しているのだろうか。
他の住人たちも、今の状態が分からず建物の一階に集まり、状況を理解しようと奔走する。ロックの掛かった出入り口をなんとか解錠し、外に出ようとする。しかし、すでに外の世界には怪物たちが暴れ出していた。国からの警報で、人間が怪物化する異常事態であることを知る一同。
感染したものは、大量の鼻血を出すことが初期症状らしい。アパートに立て篭もることになるが、建物内にも怪物が残っている。
そして、ヒョンスの鼻からも、突然大量の血が溢れ出し、、、
Netflixドラマシリーズ全10話。韓国の連続ドラマ、WEB漫画のドラマ化です。ジャンル分けとしては、サバイバルホラーとなっていますが、どちらかといえば人間ドラマがメインでしょうか。
ホラーと聞くと、敬遠してしまう層がいると思いますが、そういう部分は、割とライトな感じなのであっさり見れるかと思います。
Netflix映画『#生きている』や邦画『アイアムアヒーロー』のようなテイストのエンタメ作品ですね。
現在シーズン1のみ配信されていて、(終わり方が確実にまだ続くぞといった感じなので、続編があるかと)全10話。大体1話50分前後といったところ。
重すぎず、軽すぎずなドラマで、夜中の楽しみとして観るのがオススメです。いい感じの"B級感"で、テンポよく進みます。メインキャスト以外の住人たちの少しオーバーな演技や、たまにかかる若干安っぽいかんじのBGMも、慣れてくるといい味になっていきます。
クリーチャーとの戦いというか、怪物自身は人間の欲望が肥大化して具現化した姿として描かれます。
怪物化しない感染者も出てきたりと、シーズンの中では深い原因まで語られず、観ている人が想像しながら進む展開が個人的には好みです。
生きたいという精神が、怪物化を止めるのか、、そして、どうなったら感染するのか、、明確な答えがない分、多くのキャラクターの視線や表情から察する面白さがあります。
また血糊の感じが上手いんですよねぇ〜。
(どこに注目してるんだ!と言われてしまいそうですが、、)
あの水っぽすぎず、ドロドロしすぎずな、絶妙な鼻血の粘度。あの塩梅って結構難しいんですよね。怪我したわけではなく、無意識のうちに大量にドバーッと出るので、リアルな血より少しサラッとしているのがポイントですね。
抑えた手の隙間から、流れ出る感じが、堪らんかったです。うまいなぁーと。笑
と、まぁ変なところに注目してしまいましたが、サラッと観れるドラマシリーズなので、仕事終わりに1日1話というのもオススメできるかと。50分くらいがすぐに過ぎていきます。
おうち時間が多くなるこの時期に、観てみてはいかがでしょうか?
それでは、今回も、おこがましくも紹介させていただきました。
(文:橋本淳)
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