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2022年06月20日

テキーラのように刺激的!Netflixオリジナルの南米ドラマ3選

テキーラのように刺激的!Netflixオリジナルの南米ドラマ3選

荒々しさと情熱的な雰囲気が魅力の南米ドラマ。
真っ赤な唐辛子やテキーラのように、スパイシーで刺激が強いドラマばかり。

脇役たちも個性豊かで、主役に負けないオーラを放っています。
今回は、Netflixでしか観られないイチオシの南米ドラマを3作品ご紹介します!

MONARCA/モナルカ


2019年より独占配信中のメキシコで制作されたヒューマン&サスペンス・ドラマ。

主人公は、ロサンゼルスでジャーナリストとしてバリバリ働き、いかにも“アメリカのデキる女”オーラを放っているメキシコ出身美女アンナ・マリアです。

事実婚の夫と娘(18歳の長男はメキシコ暮らし)と共にアメリカで暮らしていたアンナ・マリアのもとに、ある日メキシコの父親ファウストから帰国を命じる一本の電話が。

ファウストは、麻薬カルテルに脅されながらもメキシコ屈指の巨大テキーラ製造会社“モナルカ”を営んでいました。モナルカは創業100周年の老舗で、ホテルや運輸などの事業も手掛けており、メキシコ経済への影響力は絶大。それゆえ、敵も多いのです。

心臓病を患っていたファウストは、次期社長に「昔から勇敢で誠実」なアンナ・マリアを指名
社長の座を狙っていた兄のホアキンとアンドレスは動揺し、アンナ・マリアへの激しい敵意を剥き出しにします。

しかしその直後、ファウストは何者かによって殺害されてしまい、物語は激動の展開へ。
しかも「警察は信用できないから通報はやめとこう」という流れになるのが、いかにもメキシコドラマっぽい。


Ana Cristina Blumenkron/Netflix
冒頭ではアメリカの自由な空気を身に纏っていたアンナ・マリアですが、故郷メキシコに帰った後は、しがらみと政治腐敗と権力闘争の中で溺れそうになりながらも必死に抗い続けます。

アメリカでジャーナリストとして働いていた中で身につけた知性と度胸とスキルを駆使して、危険なメキシコでいかにして家業を再建させていくのか……。

カルテル、政治家、競合会社、警察、そして家族など全方位敵だらけの混沌としたスリルある描写は、メキシコドラマならでは。

とりわけ「完全に手遅れなレベルで腐敗している」と父ファウストに断言された兄ホアキンとの骨肉の争いが見どころです!

→「MONARCA/モナルカ」Netflix配信ページ

ダークデザイア


2020年より独占配信中、メキシコのサスペンス&ミステリー・ドラマ。

犯罪学を教える大学教授のアルマは、裁判官の夫レオナルドが不倫しているのではないかと疑います。
しかしその直後、夫の不倫が原因で離婚したばかりの親友ブレンダにそそのかされ、アルマはナイトクラブで出会った超年下の青年ダリオと一夜を共に。

夫の不倫を疑いながらも自分が不倫をしてしまったことを後悔したアルマは、ダリオとの過ちを“無かったこと”にしようとします。
しかしその直後から、アルマは次々と悲劇に見舞われることに……。



タイトルの“ダークデザイア(ダークな欲望)”は、人間なら誰でも心の奥底に隠し持っているものです。
問題は、理性をもって我慢できるかどうか。

本当に理性的で良心的な人なら、ダークな欲望が頭を掠めても自分を戒めることができます。
ところが、本作に登場する人たちは……。

煩悶しつつも欲望に突き動かされ、その度に罪の意識を感じて懺悔するけれど、同じことを他人からされると大激怒。

「私・俺はいいけど、お前はダメだ」という、自分本位意な言動・行動が目立ちます。



ある意味究極の人間らしさと言えるかもしれませんが、少しは先のことを冷静に考えて自分の行いを客観的に見てみてはいかがかな、と突っ込みを入れたくなるはず。

しかしこの傍若無人かつ派手な暴れっぷりが、メキシコ・ドラマの真骨頂と言えるでしょう。

→「ダークデザイア」Netflix配信ページ

Pálpito/パルピト


2022年より独占配信中、コロンビア発のドラマ。
クライムにサスペンス、そしてヒューマンとラブロマンスの要素も加わり、とても盛りだくさんで濃厚。

愛する妻が、臓器密売目的で犯罪組織に誘拐・殺害されてしまった主人公シモン。その後シモンは、妻の心臓を移植された女性カミラと出会います。


Gustavo Cabrera/Netflix
カミラの夫ザカリアスは、大統領選をも左右するほどの権力者。非常にごう慢で腹黒い性格をしており、何もかも自分の思い通りにいかないと許せないタイプの男性です。

カミラの心臓病を知って苛立ちを見せるザカリアスの様子など、冒頭の展開からは、シモンの妻を殺害した黒幕はザカリアスではないかと予想させられます。


Gustavo Cabrera/Netflix
ドキュメンタリー番組や海外ニュースサイトなどで、「臓器移植を受けた人が、ドナーの性格や記憶を受け継いでいた」という不思議なエピソードを見たり読んだりしたことがある方は多いかもしれません。

本作のカミラも、心臓移植を受けた後になぜシモンの元に不思議な縁で引き寄せられていったのか、なぜシモンのことがこんなにも恋しいのか自分でもわからず、煩悶しています。

”心臓”には「心」という漢字が含まれており、英語では「Heart(ハート)」。古くから、人間の心は心臓にあると考えられてきました。

シモンのことを恋しく思いながらも、それが本当に自分の心なのか、亡き妻の遺した心なのかわからず苦しみ、さらに罪悪感にも押しつぶされそうになるカミラ。

もちろん、大切な家族と平和な日常を突然奪われてしまったシモンの苦しみもまた、想像を絶するものです。
スリリングだったり、怒りがこみ上げてきたり、切なくなったりと、様々な感情が沸き上がってくるドラマ。

物語を盛り上げるCarlos Vivesのテーマソング『Volví a Nacer』も、南米ドラマらしく真っ直ぐで情熱的な雰囲気。ドラマを鑑賞し終えた後も、しばらく余韻に浸ってしまいました。

→「Pálpito/パルピト」Netflix配信ページ

メキシコ、ブラジル、コロンビアなどの南米ドラマやリアリティ番組は、他にもNetflixで多数配信されています。一般的な日本人の感覚からするとエッと驚くような衝撃的な展開が面白くて新鮮な作品が多いので、ぜひ観てみてくださいね!

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