インタビュー

2021年04月04日

『シン・仮面ライダー』も発表!「仮面ライダー生誕50周年記念企画発表会」詳細レポート!

『シン・仮面ライダー』も発表!「仮面ライダー生誕50周年記念企画発表会」詳細レポート!


全人類に向けて放たれる『シン・仮面ライダー』



最後に東映株式会社取締役テレビ第二営業部部長・白倉伸一郎氏から、様々な憶測を呼んでいた企画第3弾の発表が行われた。

「本日発表させていただく(仮面ライダー)生誕50周年企画の中で最大級の作品であると自負しております。全人類に向かって放つ作品です。私から説明する前にまずこちらをご覧いただきたいと思います」

会場の大型モニターを示すと会場が暗転し、お馴染みの仮面ライダーのテーマ曲と共に『超特報』の文字が現れると『原作 石ノ森章太郎』に続き『脚本・監督 庵野秀明』の文字が映し出され、『シン・仮面ライダー』のロゴが大写しにされた。

なお、こちらの超特報映像は公式Youtubeで公開の他、一部を除く全国の映画館で上映されるとのことである。



庵野監督が実写映画のメガホンを取るのは2016年公開の『シン・ゴジラ』以来ということで、超特報映像を受けて白倉氏は喜びと作品への期待をコメント。

「仮面ライダーシリーズの原点である1971年に放送された『仮面ライダー』をもとに脚本・監督に庵野秀明さんを迎えて完全新作のオリジナル作品『シン・仮面ライダー』を制作させていただく運びとなりました。

(生誕50周年を迎えた)今日この日にこの作品を発表できることを大変嬉しく思っております。公開は2023年3月を予定しており撮影はこれからですが、どのような作品になるのか私自身も好奇心のエンジンがブルンブルンでございます。」




質疑応答で『シン・仮面ライダー』へ至る経緯を聞かれた白倉氏は、こう振り返った。

「庵野監督のコメントにありました通り6年も前に遡ります。弊社プロデューサーの紀伊(紀伊宗之氏)が『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』に携わった際に庵野監督と密な関係を構築させていただき、庵野監督からこういうものはどうかという企画メモを頂戴しました。そこから6年準備を重ねて本日を迎えることができました」


続けて現在の制作状況について聞かれた白倉氏は自信を見せた。

「正直なところ、50周年イヤー中に公開まで漕ぎつけられたらいいなと思って準備をしてきましたが、コロナ禍などの諸事情によりドミノ式に色んな作品の制作がズレて2023年3月公開を目指している状況です。撮影もこれからとなりますが、準備は充分にできていると思っております」

さらに、『シン・仮面ライダー』制作に併せて庵野監督企画による(初代)仮面ライダーの出版企画も検討されていることも発表された。こちらも仮面ライダーファンの期待が膨らむ展開である。

コメント

株式会社石森プロ代表取締役社長 小野寺章氏

ライダーの歴史は革新の歴史でもあります。
「どんな仮面ライダーがあってもいい」と父・石ノ森章太郎は常々語っていました。人類の自由のために戦いを続けてきたたくさんのライダーたちの歴史はついに50年を迎えました。
一方で父は「真」「Black」など仮面ライダーの原点の再生にも常に熱い目を向けていました。

庵野監督の「シン・仮面ライダー」は最新でありながら同時にこの原点でもあるという作品です。この2つが50年と言う節目の年にもう一度混ざり合う。それは勿論、父にとっても非常に嬉しいことだろうと思います。監督の挑戦に期待しております。

株式会社石森プロ 代表取締役社長 小野寺章



庵野秀明氏

50年前、当時の小学生男子のほとんどが仮面ライダーという等身大ヒーローに憧れ熱中しました。
自分もその一人でした。
50年前にテレビ番組から受けた多大な恩恵を、50年後に映画作品という形で少しでも恩返しをしたいという想いから本企画を始めました。

本企画は、
子供の頃から続いている大人の夢を叶える作品を、
大人になっても心に遺る子供の夢を描く作品を、
石ノ森章太郎先生と東映生田スタジオが描いていたエポックメイキングな仮面の世界を現代に置き換えた作品を、
そして、オリジナル映像を知らなくても楽しめるエンターテインメント作品を、
目指し、頑張ります。

最初の企画メモから足掛け6年。
コロナ禍の影響による制作スケジュールの変更から公開はほぼ2年先となりましたが、
何卒よろしくお待ち願います。

脚本・監督 庵野秀明



作品紹介

作品名 :『シン・仮面ライダー』
脚本・監督:庵野秀明
公開予定:2023年3月
詳細 :『シン・仮面ライダー』公式サイト

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