(C)石森プロ・東映/2023「シン・仮面ライダー」製作委員会
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映画コラム

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2023年03月21日

『シン・仮面ライダー』4DXで観るべき「5つ」の理由|特に「風」を感じてほしい!

『シン・仮面ライダー』4DXで観るべき「5つ」の理由|特に「風」を感じてほしい!


『シン・仮面ライダー』が大いに盛り上がっている。賛否が極端に分かれている印象が強いが、作品を奥深く読み込んだ上での賞賛の意見もじわじわと増えてきており、それをもって「何か言いたくなる」作品のパワーを証明したとも言えるだろう。百聞は一見にしかず、まずは観てから評価をしてほしいと願うばかりだ。

【関連記事】『シン・仮面ライダー』賛否両論になる「5つ」の理由|PG12指定だが子どもが観てもいいか?

そして、ここでは座席の動きなど様々なアトラクション的な演出が楽しめる「4DX」上映を推したい。俳優陣の好演や怪人(オーグ)の造形などと同様に、「これは多くの方が賞賛するだろう」と確信する素晴らしい出来映えだったからだ。リピーターの方に、特におすすめしたい。

なお、4DXおよび「IMAX」は最速公開日の3月17日より開始されているが、「MX4D」は4月14日(金)よりスタートとなることにご注意を。さらに「ドルビーシネマ」は3月24日(金)からの上映となる。ぜひ、いろいろな上映形態で楽しんでほしい。

前置き:淡々としているからこそ、派手なバトルの演出を楽しめる4DXをおすすめしたい。

今回の『シン・仮面ライダー』で多くの人が特徴としてあげているのは「淡々としている」こと。初代「仮面ライダー」よりもさらに全体的なトーンは暗めで、キャラクターの多くは無機質かつ感情をあまり表に出さない印象が強く、己の主義主張をぶつけ合う会話シーンも多い。

だが、その淡々としていることが作品の魅力でもあるし、だからこそ「ここぞ」という時の派手なアクションの対比が良い意味でのギャップになる。バトルを4DXで「盛れ」ばこそ、そのギャップがさらに際立って面白く観られるだろう。しかも、アクションシーンそのものが多いため、バリエーション豊かな4DXの演出を楽しめるのだ。

また、本作はPG12指定納得の殺傷と出血の描写があり、それを持って暴力の恐ろしさも示していて、結果として良い意味で「悪を倒してスカッと爽やか」とはいかない作劇もされている。

そのダウナーな印象は遊園地のアトラクションのような4DXとかけ離れているようだが、実際は後述する「暗い場面に合わせた」「良い意味で悪趣味」な演出とマッチしていたように思う。その意外さも含めて楽しんでほしい。

また、4DX上映が実施されている劇場の一部では、「熱風」の演出もある。理由は後述するが、可能であれば熱風のある4DXの劇場を選ぶことをおすすめする。

【関連記事】【熱風あり劇場追加】4DX&MX4D上映予定映画館 全国一覧

さて、ここからは具体的な4DXの演出について記していこう。サプライズ的な演出の明言は避けたつもりだが、一部のアクションの特徴についても記しているので、何も知らないまま本編および4DXを楽しみたい方は先に映画館に足を運んでほしい。

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