あなたに役立つ映画・ドラマのプラスαがあるメディア「シネマズプラス」

©cinemas PLUS Committee. All Right Reserved.

『21ブリッジ』の「5つ」の魅力!チャドウィック・ボーズマンの凄みを思い知った理由を解説

(C)2019 STX Financing, LLC. All Rights Reserved.



2021年4月9日より、映画『21ブリッジ』が公開されています。

本作で主演を務めたのは、チャドウィック・ボーズマン。ご存知『ブラックパンサー』のヒーローとしても世界中に知られていますが、2020年8月に大腸癌のために43歳の若さでこの世を去りました。

生前の彼は本作の脚本に惚れ込み、主演のみならずプロデュースという形で参加をしています。実際の本編を観ても、1本の映画としても、日本で最後に劇場公開されるチャドウィック・ボーズマンの主演作という意味でも、映画ファン必見と言える作品でした。さらなる魅力を、以下より解説していきましょう。

1:ストレートなタイムリミットサスペンスとして面白い!

あらすじ:真夜中、大量のコカインを強奪した2人組が警察官を殺害し逃亡する事件が起きる。ニューヨーク市警の殺人課に所属するアンドレ・デイビス刑事は、麻薬取締班のフランキー刑事と組んで捜査を開始。そしてマンハッタン島に掛かる21の橋すべてを封鎖し、追い詰める作戦に出た。ただし時間は午前5時まで。夜明けまでには犯人の居場所を突き止め、逮捕しなればならなくなる。



まず、訴えておかなければならないのは、ストレートな「タイムリミットサスペンス」でありつつ、その過程にエンターテインメントがぎっしりと詰まっていることでしょう。マンハッタン島を全面封鎖という巨大スケールの作戦を実行し、凶悪犯を次第に追い詰めていくも、犯人は包囲の手をかい潜って逃走し、その間に刻一刻とタイムリミットが迫っていき、さらには一筋縄ではいかない驚きの展開も訪れる……と、この手の映画に求められるハラハラドキドキが詰まっているのです。

そして、上映時間が99分とタイトということも賞賛すべきでしょう。無駄なシーンはいっさいなく、タイムリミットサスペンス一点勝負の見えるも、多種多様な見せ場の連続サービス精神満点。コロナ禍で多数の大作映画が公開されている今、「単純にめっちゃ面白いアクションサスペンス映画が観たい」という方には、もう文句なしにおすすめできるのです。

2:実力派スタッフ&豪華キャストが集結!



本作は画作りとアクションも、この手のジャンル映画では規格外なほどに洗練されています。それもそのはず、何しろ監督はドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」シリーズのブライアン・カーク、製作として参加しているのは『アベンジャーズ/エンドゲーム』の監督を務めたジョー・ルッソとアンソニー・ルッソ兄弟、撮影は『60セカンズ』や『ソードフィッシュ』などの名手ポール・キャメロンと、実力派のスタッフが揃っているのですから。

なお、撮影は夜間を8週間をかけて行うしかなく、ブライアン・カーク監督は肉体的なスタミナもかなり必要だったそうです。また、元ニューヨーク警察がアドバイザーとして起用されるだけでなく出演もしており、劇中に登場する警察のほとんどが現役、あるいは元警察官だったのだとか。設定だけ聞けば荒唐無稽にさえ思える作戦が展開していても、十分なリアリティがあるのは、この入魂の撮影とその準備のおかげでしょう。

さらに出演者も豪華。『バトルシップ』のテイラー・キッチュや、『セッション』のでアカデミー賞助演男優賞に輝いたJ・K・シモンズも重要な役を担っている他、『アメリカン・スナイパー』のシエナ・ミラーがシングルマザーの麻薬捜査官としてチャドウィック・ボーズマンとバディを組むことにも注目です。「恋愛がいっさい絡まない男女のバディムービー」としても観られるのも、大きな魅力になっていました。

余談ですが、J・K・シモンズは本作の公開日と同じ4月9日より上映中の『パーム・スプリングス』にも出演しています。そちらの役はよりインパクト大というかなんというか……『セッション』の鬼教師役とは異なる(似ている?)演技の幅の広さを知りたい方は、ぜひ合わせて観てみてください。

全ての画像を見る
NEXT|次ページ > 「行きすぎた正しさ」を持つも「理性的」という複雑な主人公像

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録

(C)2019 STX Financing, LLC. All Rights Reserved.