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『映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園』レビュー:シリーズ屈指のオバカ&感動の青春学園ミステリ快作!

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■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」SHORT

※本作品は、新型コロナウィルスの感染状況に鑑みて公開延期となりました。(2021年4月22日16時半に追加)

もともと傑作&快作&秀作が多く登場する『映画クレヨンしんちゃん』シリーズではありますが、ここ数年の中ではこの第29作がピカイチ! いや、シリーズ全体を通しても屈指の面白さかと思われます。

とにもかくにも今回は、徹底的にオバカ路線を一直線にひた走る!
(いや、それ自体は毎回ではあるのですが、今回は特に!)

しかもそのオバカ度がストーリーの進行に比例するかのように増大しながら、映画そのもの流れやらリズムなどを巧みに回転させていく奇跡!

今回は「カスカベ防衛隊」をメインに据えていることもあって、子ども同士ならではのオバカ感覚が上手く機能しているのだとみました。
(その分、今回はとーちゃん&かーちゃんの出番は少なくなってますが、まあ、たまにはそういうのも良いかな、とも)



また今回はその「カスカベ防衛隊」が「カスカベ探偵倶楽部」を結成し、つまりは『名探偵コナン』さながらの謎解きにも挑戦しています!
(もっとも、このシリーズだからして、当然ながらこれまたオバカ極まりない大爆笑の青春学園ミステリへと屹立していくのでした)

しかし、このようにオバカ度がエスカレートすればするほど、不可思議なまでに感動の情緒が胸の内からウルウルとこみあげてくるのだから、やはり恐るべきは『映画版しんちゃん』!

シリーズ制作に携わるようになって早20年以上、第22作『ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん』(14)でシリーズ初監督を果たして以降、第24作『爆睡!ユメミーワールド大突撃』(16)、第26作『爆盛!カンフーボーイズ~拉麺大乱~』(18)と、常にハイ・クオリティ&エネルギッシュアなオバカ度を好回転させるに長けた髙橋渉監督の、また新たな代表作が生まれた感慨でいっぱいです。

ちなみに私が鑑賞した東宝試写室での上映中、最近ここまではなかったくらいの爆笑が場内あちこちから轟きわたっていました!
(試写室って普通の映画館と違って、大の大人たちの「今、作品を批評してます」的なかしこまった雰囲気がベースにあるから、あからさまな笑い声が聞こえてくることって実はそんなにないのですよ)

(文:増當竜也)

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(C)臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK 2021