映画コラム

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2021年06月17日

『RUN/ラン』レビュー、楽しむための3つの見どころ。

『RUN/ラン』レビュー、楽しむための3つの見どころ。



「ママがあなたに動物の薬を与えるわけがないでしょ」


母親の歪んだ愛情を描いたサイコスリラー『RUN/ラン』が2021年6月18日に公開します。

本作はとある母娘の物語なのですが、これが良い意味で終始狂っていて、人間不信になってしまいそうになるストーリーは個人的にとても好みでした。

そこでこの記事ではより楽しんご覧いただけるようにでご覧いただけるように、"ネタバレを避けて"3つの見どころを紹介していきます。

あらすじ

郊外の一軒家で暮らすクロエは、生まれつき慢性の病気を患い、車椅子生活を余儀なくされている。しかし常に前向きで好奇心旺盛な彼女は、地元の大学進学を望み自立しようとしていた。そんなある日、クロエは自分の体調や食事を管理し、進学の夢も後押ししてくれている母親ダイアンに不信感を抱き始める。ダイアンが新しい薬と称して差し出す緑のカプセル。クロエの懸命の調査により、それは決して人間が服用してはならない薬だった。なぜ最愛の娘に嘘をつき、危険な薬を飲ませるのか。そこには恐ろしい真実が隠されていた。ついにクロエは母親から逃れようと脱出を試みるが……。





この物語はクロエに与えられていた"薬"が鍵を握ります。
ふとしたきっかけで、毎日飲まされている"緑とグレーのカプセル型の薬"が、実はダイアン名義の薬だと知ります。


「ママ名義の薬を、なぜ私が飲むの?」


不審に思うクロエ。気になって調べていると、恐ろしい事実が発覚します。実はその薬は人間が服用してはいけない危険な薬だったのです。しかもこの薬の副作用はとんでもないものでした。

ダイアンは一体なんの目的でクロエに危険な薬を与えているのか。調べれば調べるほどに明かされる信じがたい事実を知った時には、すでに私はこの作品の虜になっていました。

"RUN"



衝撃の事実を知り恐怖に駆られたクロエは、母親の元から逃走しようと試みます。

これは『RUN/ラン』というタイトル通りの展開ですが、しかしクロエは足が麻痺しているので走ることができません。このタイトルとの矛盾がさらに物語を奇妙なものへと誘っています。

逃げようとするクロエを、いかなる手段を使ってでも逃げられないようにするダイアンの愛情は、歪みすぎてものすごく気持ち悪いです。

クロエは母親から逃げることができるのか。そして壊れてしまった親子の関係は一体どうなってしまうのか。最後のシーンまで私の想像を超えていて、終始度肝を抜かれっぱなしでした。

演技



主演2人の演技も上手すぎました。

恐怖に怯え、痛みに顔が歪み、悲しくて泣く、表情豊かなクロエを演じた"キーラ・アレン"。対照的に、感情を読み取れない不気味な表情のダイアンを演じる"サラ・ポールソン"。

この2人の表情と演技が余計に狂気の物語を盛り上げます。人間って怖い。本当に人間不信になってしまいそうになるのは、この2人の演技が素晴らしいからです。

まとめ

「薬」「RUN」「演技」
今回は3つの見どころを紹介しました。


明かそうとすればするほど、謎が増え、疑惑がどんどん膨らんでいく物語『RUN/ラン』


歪んだ愛情の先には何が待っているのか。ダイアンの狂気の先になにが待ち受けているのか。驚かされることばかりが次々と起こり、最後の最後のシーンまで予想がつかない恐ろしい展開に、虜になること間違いなしです。

ぜひご覧ください。

(文:ゆくん)

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