アルゼンチン版“オーシャンズ11”『明日に向かって笑え!』日本版予告編解禁
アルゼンチン版“オーシャンズ11”『明日に向かって笑え!』より、日本版予告編が解禁された。
本作は、実際に起きた2001年のアルゼンチン金融危機<債務不履行(デフォルト)>を背景に、現実の鬱憤を晴らす痛快な物語。主人公の元サッカー選手フェルミンを演じるのは、『瞳の奥の秘密』(09)やアスガー・ファルハディ監督『誰もがそれを知っている』(18)、『人生スイッチ!』(14)などで名高いアルゼンチンの至宝リカルド・ダリン。その妻リディアに本作でアルゼンチン・アカデミー助演女優賞受賞のベロニカ・ジナス。そして息子役ロドリゴを演じるのは、リカルドの実の息子で、2018年に日本でも公開され話題となった『永遠に僕のもの』(18)で主人公とともに犯罪に手を染めていく友人ラモンを演じ注目されたチノ・ダリン。リカルド・ダリンとチノ・ダリンは、本作がなんと親子初共演で、アルゼンチンでも話題となっている。
セバスティアン・ボレンステイン監督は、本作について 「2001年の経済危機で、アルゼンチンでは実際何百万人もの人々が破産し窮地に追い込まれました。本作では危機の最中、経済的地位の異なる人々が一丸となり、弁護士のマンシーら「エスタブリッシュメント」(体制)に挑戦状を突きつけます。彼らの目的は奪われた夢を取り返すこと。そこで彼らは未知なる領域に踏み入れ、無謀な作戦を実行に移そうとします。心が浮立つ計画ではありますが、ほぼ不可能に近く、それはまるでファンタジーです。でもそこに独特な磁力が生じ、この町の人々が社会の既存システムと立ち向かうために辿る旅が、この物語の核なのです」と語っている。
ストーリー
2001年、アルゼンチン。隣人達との温かな繋がりが残る寂れた小さな田舎町。農業施設を共同で復活させるために貯金を出し合う住民達。だが現金を銀行に預けた翌日、金融危機で預金は凍結。しかもなんと、この状況を悪用した銀行と弁護士に騙し取られて無一文となり、絶望のどん底へ。だが嘆いていたって始まらない! 盗まれた財産を奪還して暮らしと夢を勝ち獲るべく、人生を地道に歩んできた庶民軍団の奇想天外なリベンジ作戦が始まった!
作品情報
監督・脚本:セバスティアン・ボレンステイン原作・脚本:エドゥアルド・サチェリ『瞳の奥の秘密』
出演:リカルド・ダリン『瞳の奥の秘密』、ルイス・ブランドーニ、チノ・ダリン『永遠に僕のもの』、ベロニカ・ジナス他
配給:ギャガ 後援:アルゼンチン共和国大使館 協力:インスティトゥト・セルバンテス東京
原題:La Odisea de los Giles/2019/アルゼンチン/スペイン語/カラー/シネスコ/5.1chデジタル/116分/字幕翻訳:原田りえ
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