映画コラム

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2021年06月14日

『モータルコンバット』レビュー | IMAX®シアター映えするハリウッド大作が久しぶりに登場

『モータルコンバット』レビュー | IMAX®シアター映えするハリウッド大作が久しぶりに登場


ハリウッド大作がついにIMAX®に帰還!!『モータルコンバット』公開!! 

『るろうに剣心 最終章The Final』をIMAX®シアターで堪能した後に思ったことは、「やっぱり、IMAX®シアターでハリウッド大作が見たいな」と言うことでした。

前置きが長くなってしまいましたが、暗い話題を吹き飛ばしてくれるハリウッド大作が2021年6月18日に遂にIMAX®シアターに還ってきます。それが『モータルコンバット』です。



ゲーム原作の映画で、90年代にも映画化(『バイオハザード』『映画 モンスターハンター』のポール・W・S・アンダーソン監督作品でした)されていることもあって、タイトルはご存知の方もいるかもしれませんが、対戦格闘ゲームのヒットシリーズであると同時に非情にバイオレンスな描写が多いゲームであることでも知られています。

今回の映画『モータルコンバット』もR15指定の映画になっていますが、実際に見てみるとカリカチュアライズされた描写が多いので、そこまでグロかったり、血まみれであったりしないのでそのあたりは安心(?)していただければと思います。
ゲーム原作ですし、真田広之や浅野忠信がかなり重要な役どころで出ているので、日本人は親近感も抱きやすいのではないかと思います。

マーベル映画に出演したりとすっかり海外作品でもお馴染みの存在になりつつある浅野忠信の好演と、千葉真一の弟子であり、アクションスターとして一時代を築いたことを思い出させる真田広之の見事な殺陣を堪能することができます。



今回、私は機会に恵まれこの『モータルコンバット』のIMAX®シアターで一足先に体験してきました。

一言で感想を言えば「実に大画面映えする映画だ」と言うことになります。この前に一度、すでに試写室で『モータルコンバット』を見ていたのですが、劇場の大画面で見直して、改めてこの映画の良さを感じることができました。

キャスト面の認知度などで少し弱いところも無くはないのですが、キャラクター性重視のゲームの実写映画化ということで言えばあまりマイナスポイントにはならないでしょう。キャストは敵味方関係なく動けるメンバーが揃っているので様々なバリエーションのアクションを添加させています。



序盤こそ、魔界と人間界の間で覇権を争って開催される闘い“モータルコンバット”の人間側の代表者の証である”龍のアザ”を持つ者が集まるところ、彼らが秘めたる力を解き放つ修行の部分に割かれていて比較的映画としてはおとなしめです。しかし、中盤以降、いざバトル開始となると特殊な力を開花した人間側の戦士たちと魔界からの異形のモノたちとのド迫力のバトルシーンが展開されていきます。人間対人間の構図ではなく、どちらも特殊な能力を持った者同士の闘いといこともあって、それぞれ多種多様で、非情にに立体的なバトルシーンが繰り広げられ、大画面をところせましとキャラクターたちが躍動します。

久しぶりに”大画面映え”するハリウッドアクションを素直に楽しんだ気分になれました。



緊急事態宣言が延長されると決まり映画館の営業についてもまたもや休業か?とドキッとしましたが、時短・動員制限こそあるものの、6月からは何とか営業再開できることになりましたので、このタイミングでIMAX®シアターにやってくる『モータルコンバット』で、久しぶり大画面で大作を見るという経験をしてみてはいかがでしょうか?

IMAX® is a registered trademark of IMAX Corporation

(文:村松健太郎)

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