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『ドゲンジャーズ ナイスバディ』の語り尽くせない魅力!贅沢さと巧みなパロディ、正統派ど真ん中のアクション

■オジンオズボーン・篠宮暁の“特撮”向上委員会

昨年、ローカルヒーローが奇跡のローカル超えを果たし、大団円で終わった『ドゲンジャーズ』。

終わるや否や、撮影で破損したスーツの修復費をクラウドファンディングで募ったところ、驚くほどの支援金が集まり、なんとシーズン2が製作されることに。



そして、この4月から始まった続編『ドゲンジャーズ ナイスバディ』も、6月末に最高のクライマックスでフィニッシュ。

「ナイスバディ」が放送される直前に荒川監督にお話を聞かせていただいたことで、ほんの少しではありますが現場の空気感も感じさせていただき、続編への期待が膨らみに膨らんだ状態で見させていただいたんですが、シーズン2もめっちゃアホでした。

もう、第1話の謝罪会見で即、虜に。

そして目を疑った、キタキュウマシンの大爆発。

失礼ながら大爆笑。

どう見てもCG処理には見えない、生々しい炎。

放送後、荒川監督に不謹慎ながら笑ったことをお伝えすると、それで合ってますとのお返事が。

シーズン1に比べてかけられる製作費が上がったんだなと、その炎で実感。

キタキュウマンは放送期間中に『有吉反省会』にもご出演されていますが、番組での振る舞い方は『ドゲンジャーズ』で見せるものと特別な差はなく、気負ってる感じもまったく見受けられず堂々としたものでした。

それがきっかけで作品を観始めた人もいるでしょうし、元々のファンは、その堂々たる姿にさらに信頼を寄せる結果になったことでしょう。

そんな折に、禁断?奥の手?普段通り?

キタキュウマンの自然なマスクオフ。

またもや爆笑。

果たして、『ドゲンジャーズ』にNGはあるんでしょうか。

「ナイスバディ」が始まるにあたっての最も大きなトピックスと言えば、やはりミスター平成ライダー・高岩成二さんが参戦することだったと思います。



高岩さん扮するグレイトZの活躍場面は想像以上に多く、誤解を恐れずに言えばミスター平成ライダーを「酷使」「濫用」した数々のシーンに、僕はまんまと興奮させてもらいました。

そして、後半の素面の高岩さんの演技は素敵すぎて、どうしたって口角が上がるのを抑えることができませんでした。

語ればキリがありませんが、サービスがすごかったシーンを振り返ったとき、きっと皆さんと意見は一致するに違いありません。

それはズバリ、第2話で見せてくれたグレイトZの手順増し増し、てんこ盛りの必殺技。

繰り返し何回見ても、飽きない飽きない。

そしてこの意味不明のハイクオリティでファン心をくすぐってくる感じが、またなんとも『ドゲンジャーズ』らしい。

高岩さんが歴代演じてこられた平成ライダー達の必殺技の動作を取り入れ、これでもかと言わんばかりのオマージュの嵐。

これはあれ、あれはこれ、と考察するファンがSNSに溢れました。

高岩さんも豪華でしたが、第6話でのグレイトZのロボ、グレイトダイゼンシンに驚きました。

フルCGで、誰がどう見ても相当な予算が注ぎ込まれてるのがわかるシーン。

そして今度はCGではなく、グレイトダイゼンシンのミニチュアを用いた、DXロボのおもちゃCMパロディ。

下から見上げるカット、せり上がる岩場はみんな納得の“あるある”。

おもちゃ演出はまだ続き、第10話でグレイトZが矢継ぎ早に使用した武器「ボウガン」「マグナム」「キャノン」のシーンでは、現れては消えていく既視感バリバリ書体のおもちゃ商品化時のロゴ。

あの書体のロゴで、どれだけ購買意欲をそそられてきたことか。

他にも、グレイトダイゼンシンで予算が溶けたと思わせといての、セキカグオーの登場にも興奮。

ヤマシロンのナンセンスな操縦を、微笑ましく見る自分。それを超える微笑みをくれた、西日本警察。

そこから急ハンドル切って、グレイトZの幼少期のトラウマを感動的に払拭したドゲンジャーズの面々。

このおふざけと真面目の高低差が一番の魅力と言っても、過言ではないかもしれません。

そして、最終回には正統派ど真ん中、採石場での超本格アクション。

あかん、書きたいことが止まらない。

シーズン1は荒川監督が全話担当でしたが、今回は途中の2話を鈴村展弘監督が担当。

荒川監督の作風も汲みつつ、登場人物の心情なんかを紡いでいくあたりは鈴村監督らしさをしっかり感じることができて、また少し違った角度から『ドゲンジャーズ』を楽しめました。

今回のシリーズ終了後も、また支援が募られ、そしてすぐに目標達成されたクラウドファンディング。

爆破されたキタキュウマシンの弁償、そしてシーズン3の製作費。

次のシリーズにも、更なる期待をせずにはいられません。

しかし、その高くなった期待のハードルを越えずに、たとえ下をくぐり抜けたとしてもきっと許されるのが『ドゲンジャーズ』の強さ。

楽しみにしています。

(文:篠宮暁)

【オジンオズボーン・篠宮暁の“特撮”向上委員会】


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